【浄土宗大本山】知恩院の大鐘楼の興奮【法然上人】

2025/01/01

京都

知恩院の大鐘楼

知恩院

知恩院
京都市東山区林下町400
075-531-2111
拝観時間 9:00~
拝観料 500円(友禅苑と方丈庭園の共通券)
駐車場 あるが基本コインP

知恩院は1212年の法然入滅から22年後、1234年に法然の弟子源智が法然を開山とし諸堂を興(おこ)していく。家康が信仰したため、浄土宗総本山の知恩院伽藍も拡大して発展していった。

浄土宗と法然

当時の仏教は貴族のためのものと化していて、庶民には遠い存在。この状況を疑問に感じた法然が、南無阿弥陀仏と唱える事で、極楽浄土へ行けて全ての人が救われるという教えを作った。これを専修念仏(せんじゅねんぶつ)といい、専念するの語源になっている。

法然の浄土宗からも弟子により宗派が分かれ、弁長の鎮西派が今の浄土宗であり、知恩院は鎮西派の寺院だ。浄土宗の本尊は阿弥陀如来で、脇侍に観音菩薩と勢至菩薩を従える阿弥陀三尊という形式が一般的だ。

知恩院の除夜の鐘

知恩院の黒門

年越しの知恩院は行列必死で、23時には整理券が無くなり入場できなかった。鐘撞きの行列は黒門が入口だが、行列は三門の先まで続いていた。もう、外からかすかに聞こえる鐘の音を聞くしかない。しかし想像以上の人混みだった。

いつか生で見てみたいが、昨夜の行列を見るとちょっと考えるな。youtubeの知恩院公式チャンネルでも充分迫力が伝わってくる。

翌日の知恩院

知恩院の三門

翌元日の昼頃に来ると、昨夜の出来事が噓だったかのように三門前には人がいなかった。 見事な迫力の国宝「三門」をくぐり、知恩院の境内へ。まずは御影堂から集会堂へ向かう。

知恩院の御影堂

国宝の御影堂は法然上人が祀られていて、1639年に家光が建てた。 知恩院の七不思議のひとつ「鴬張りの廊下」で、意地でも音を鳴らさないよう歩こうとするが結局鳴る。

知恩院の御廟

方丈庭園から濡髪大明寺を参拝し御廟へ。 法然上人の遺骨が納めてある御廟には立ち入ることはできないが、御廟の手前に拝殿から参拝することが可能だ。

知恩院の大鐘楼

知恩院名物の大鐘楼

御廟から御影堂方面に下り、知恩院名物の大鐘楼へ。知恩院の大鐘楼は東大寺と方広寺に並ぶ日本三大名鐘のひとつ。高さが3.3mで直径2.8m、重さが約70tの巨大さ。

日本三大名鐘の知恩院大鐘楼

70tの鐘を10人以上で撞くのだから、接合部もかなり負荷がかかってるんだろうな。どんな力学で吊るされているのか謎だ。

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