奥久慈男体山
茨城県の奥久慈男体山に向かいました。
奥久慈男体山は、茨城県の大子町・水府村・山方町の境界にそびえる、標高654mの山です。
奥久慈男体山
奥久慈男体山のコースタイム
奥久慈男体山 標高654m 日帰り 3時間30分
古分屋敷駐車場(1:20)⇒大円地越(0:30)⇒男体山(0:40)⇒男体山神社(1:00)⇒古分屋敷駐車場
大円地
古分屋敷駐車場から男体山登山口へ。いつもの登山は朝の5時~6時ぐらいには登りだすのですが、この日は登り出しが8時40分でした。
お品書きがいい感じの大円地山荘を通過。下山したら食べてく?なんて話をしながら歩いて行きます。
大円地からは岩稜が魅力的な男体山の山容が!
大円地を少し行ったところに健脚コースと一般コースの分岐になります。今回は時間も遅めスタートなので一般コースを歩きます。
この日は暑く、樹林帯も風がほとんどなくて蒸し暑かった。
小休憩しながら進み、平坦な大円地越という休憩ポイントに到着。
休憩をとり、一気に奥久慈男体山の山頂を目指しましょう。
大円地越から急斜面のヤセ尾根を登っていきますが、南側は断崖になっているので滑落には十分に注意です。
奥久慈男体山の山頂
奥久慈男体山の山頂からの眺めは抜群で、奥久慈の山々がモコモコと連なってる景色を楽しめます。この日は少し霞がかっていますね。
空気の澄んだ晩秋や冬は、山頂から富士山も見えると登山者の方が教えてくれました。
奥久慈の里山風景も一望でき、かなり癒されます。
男体山の山頂には電波中継アンテナや、立派な祠が祀られていました。
身体が動かなくなる
奥久慈男体山からの眺めを堪能したので、そろそろ下山します。炎天下で持参した水も残りわずか。早めに戻って温泉にでも入りましょう。
稜線を北に進みますが・・・とにかく暑い!太陽はどんどん登り、気温もグングン上昇していきます。
なんとか瀧倉分岐を下りますが、体力も一気に奪われ、下山途中の登山道(階段だったかな?)のど真ん中で身体が動かなくなり、しばらく休むことになりました・・・
体調が回復
休んだ時の記憶は全くありません。どのくらい休憩したのか、ようやく体調も良くなり、少しずつ歩き出します。
途中で通過した男体山神社の神様に、生かされたことを感謝し、もうこんな無謀な山歩きはしませんと謝罪。
舗装された「奥久慈パノラマライン」に出て、瀧倉方面に向かいます。水もないので、力をセーブしながらゆっくり歩きます。
古分屋敷駐車場の手前に商店があり、自販機が見えたときは本当に嬉しかった!
たっぷり水分を補給し、12時35分、古分屋敷駐車場になんとか戻ることができました。
奥久慈男体山で学んだこと
夏山登山では水を多めに持参する
奥久慈男体山は、低い山だからすぐに戻ってこれるだろう。そんな思いから、水は500mのペットボトル1本持参して登りました。
水は大量に持って行ってください。山をなめてはいけません。道中に水場があるならまだしも、水場が無い場合は必ず多めに持参しましょう。
朝ごはんはしっかり食べる
シャリバテ(血糖値が下がって力が出なくなる)も要因のひとつだったと思います。今回は暑さで意識が朦朧となり、身体を動かすのが億劫な状態でしたが、考えてみると、朝ごはんもしっかり食べていませんでいた。
登山前はしっかり朝食をとること。疲労を感じたら休憩し、行動食などでエネルギーを摂り入れましょう。
早めに出発し登山を楽しむ
トータルのコースタイムが4時間弱だし、出発時間を遅くしても暗くなるまでには帰ってこれるだろう。この甘い考えも危険ですね。
気温が一番高くなるのはちょうど昼時です。この日は大丈夫だったけど、夏は昼ぐらいから雷の発生率も高くなります。高水三山で雷雨に遭い、死にそうな思いになったこともありましたね。
夏の登山は涼しい朝に登って、昼ぐらいには下山する。これが一番安全で楽しいやり方だと思います。
袋田の滝から奥久慈男体山のコースもいいね
振り返ると、今回の登山は無謀としか言いようがありません。山の怖さを思い知らされた1日となりました。
まあ大変だったけど、奥久慈男体山は素晴らしい山でした。次回は紅葉の時に、袋田の滝からの縦走コースとか最高でしょう(^^♪