奥多摩の人気ルート「高水三山」は初心者向けと言われていますが、 条件を間違えると普通に危険です。
実際に登山デビューで歩いた際、 ・スタート時間の遅れ ・真夏の暑さ ・急な雷雨 が重なり、かなり怖い思いをしました。
この記事では、実体験ベースで「何がダメだったのか」と「どうすれば防げるか」をまとめます。
■ 今回の登山ルート(高水三山)
・軍畑駅 → 高水山 → 岩茸石山 → 沢井駅
・所要時間:約4時間半
奥多摩エリアの定番ルートで、初心者にも人気があります。
■ 失敗① スタート時間が遅すぎた
結論:夏の登山は早朝スタートが必須です。
今回の登山では、出発が10時過ぎになってしまいました。
その結果、登山口までのアスファルト区間の時点で強い日差しを受け、 登り始める前から体力を削られる状態になっていました。
真夏の低山は想像以上に気温が高く、 スタートが遅れるほど不利になります。
対策:できれば7〜8時には登山開始するスケジュールを組む
■ 失敗② 真夏の低山を甘く見ていた
結論:夏の登山は「標高」ではなく「気温と湿度」で難易度が決まります。
今回の登山では、日陰に入っても蒸し暑さが抜けず、 体力の消耗が異常に早い状態でした。
いわゆる低山で「楽なはず」という認識でしたが、 実際には風も弱く、熱がこもるような感覚で、 想像以上に負担が大きかったです。
「標高が低い=楽」という考えは通用せず、 むしろ夏は低山の方が過酷になることもあると感じました。
対策:標高だけで判断せず、気温・湿度・風の有無を事前に確認する
少しでも暑さに不安を感じる場合は、無理をせずルート変更や中止も選択肢に入れるべきです。
■ 失敗③ 天気を軽視していた
結論:夏の登山は「午後=雷雨」を前提に計画する必要があります。
今回の登山では、中盤から急に雲行きが悪くなり、 最終的には激しい雷雨に見舞われました。
特に怖かったのは、山頂付近で逃げ場が少なく、 さらに近くに鉄塔がある状況だったことです。
雷の音が近づいてくる中で、 「このままで大丈夫なのか」と不安になる場面が何度もありました。
山の天気は変わりやすいとはいえ、 事前に予測できたリスクだったと感じています。
対策:夏は午後に天候が崩れる前提で行動し、昼までに下山できる計画を立てる
少しでも空の様子が怪しいと感じた時点で、 無理に進まず引き返す判断が重要です。
■ 失敗④ 雨天時の下山リスクを知らなかった
結論:雨が降った後の下山は、想像以上に危険になります。
今回の登山では、雷雨の影響で登山道の状態が一変し、 ほぼ川のような状態に変わっていました。
土や落ち葉は水を含んで滑りやすくなり、 一歩踏み出すたびに足を取られるような感覚でした。
特に下りはブレーキが効きにくく、 転倒や滑落のリスクが一気に高まる状況でした。
晴れているときとは別のルートのように感じるほどで、 想像していた以上に神経を使う下山になりました。
対策:滑りにくい登山靴を選び、無理に進まず状況に応じて引き返す判断をする
「行けそう」と感じても、足場が悪い状態では小さなミスが事故につながります。 安全を優先して、立ち止まる・戻るという判断も必要です。
■ 実際に感じた「初心者が危ないポイント」
結論:初心者の登山は「小さな油断の積み重ね」で一気に危険になります。
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スタートが遅い
行動時間が長くなり、暑さや天候悪化の影響を受けやすくなります。 -
夏の暑さを軽視
低山でも高温多湿になり、体力の消耗が想像以上に早くなります。 -
天気の変化を想定していない
特に夏は午後に雷雨が発生しやすく、急激に状況が悪化します。 -
装備が最低限
水分不足や滑りにくい靴がないと、トラブル時のリスクが大きくなります。
どれも一つだけなら大きな問題にならないことが多いですが、 2つ、3つと重なることで一気に危険度が上がります。
実際に今回の登山でも、 「スタートの遅れ」「暑さ」「天候悪化」が重なり、 想像以上に厳しい状況になりました。
一つひとつは小さな判断でも、積み重なると大きなリスクになるという意識が重要です。
■ 高水三山は危険?結論
高水三山は、道も整備されていて登りやすく、 一般的には初心者向けのルートとされています。
ただし、 条件を間違えると難易度は一気に上がり、決して油断できる山ではありません。
特に注意したいのが、夏の登山です。
・気温と湿度が高く、体力の消耗が激しい
・午後になると天候が急変し、雷雨のリスクが高まる
この2つが重なると、 「軽いハイキングのつもり」が「怖い登山」に変わることもあります。
逆に言えば、 早朝スタートや天候の見極めなど、基本を押さえていれば 安心して楽しめるルートでもあります。
「初心者向け」という言葉をそのまま受け取るのではなく、 条件によって難易度が変わる山だと理解しておくことが重要です。
■ 安全に楽しむためのポイント
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早朝スタート(できれば7〜8時)
朝は気温が低く、体力の消耗を抑えられます。
「ちょっと早いかな?」くらいがちょうどいい時間です。 -
昼前後には下山できる計画
夏の山は午後になると一気に条件が悪くなります。
お昼には下山を始めているくらいの余裕を持ちましょう。 -
天気予報+雷予報を確認
晴れ予報でも、夏は急に雷雨になることがあります。
「午後は崩れるかも」を前提に動くのが安全です。 -
無理なら引き返す判断
少しでも「おかしいな」と感じたら、戻るのが正解です。
山は逃げませんが、無理は確実にリスクになります。
どれも難しいことではありませんが、 意識するかどうかで安全性は大きく変わります。
■ まとめ
高水三山はアクセスも良く、 一見すると手軽に登れる山です。
しかし実際は、 油断した瞬間にリスクが跳ね上がる山でもあります。
スタート時間の遅れ、真夏の暑さ、急な雷雨—— こうした条件が重なると、 「初心者向け」どころか、普通に危険な状況になります。
今回の体験のように、 ほんの少しの判断ミスが、 怖い思いにつながることも珍しくありません。
だからこそ、 ・早めの行動 ・天候の確認 ・無理をしない判断 この3つは必ず意識してください。
高水三山は、正しく準備すれば安心して楽しめる山です。 「大丈夫だろう」ではなく、「安全に登る前提」で計画を立てることが重要です。
これから登山を楽しむ方は、ぜひ無理のないプランで安全に楽しんでくださいね(^^♪
