【飯豊縦走3日目】ついに飯豊本山へ!山の怖さを実感し梅花皮小屋に到着

2023/07/24

山形 新潟 登山 福島

飯豊本山へ向かう女

山都のアスパラを美味しく食べて、大満足した切合小屋のテント場。

雲で周囲の風景は見えませんでしたが、今日はどんな展望が待っているのだろうか。

切合小屋を出発

飯豊縦走3日目コースタイム

飯豊縦走3日目 歩行時間 8時間

切合小屋(2:20)⇒本山小屋(0:20)⇒飯豊山(1:30)⇒御西小屋(3:00)⇒烏帽子岳(0:50)⇒梅花皮小屋

切合小屋テント場、4時起床。今日は天気が良さそうで期待できますよ♪

切合小屋テント場からの展望

昨日確認できなかったテント場からの展望が凄い!飯豊連峰の最高峰、大日岳が目の前です。 

切合小屋の水場

水もしっかり補充、気持ちのいい小屋でした。お世話になりました!

切合小屋の若旦那にお礼を言い、飯豊本山へ向かいます。

飯豊の稜線

切合小屋からの稜線

準備運動をして、切合小屋を5時30分に出発。今日は天気も期待できるから楽しみだ♪

飯豊連峰の稜線を歩く女

気持ちの良い稜線上では「飯豊はイイで」って自然に口にでますね。あれは仕方ないんだな。

最高の飯豊連峰

姥権現から御前坂へ

女人禁制の飯豊山に入り、神様の逆鱗に触れ石にされてしまったマエさん。

姥権現

そんなマエさんを祀ったといわれる姥権現に挨拶して、さらに先へ進みます。

飯豊の御秘所

御秘所を抜け、ちょっと緊張感ある岩稜を越え、御前坂で休憩。贅沢な時間だ~。

御前坂

イイデリンドウと本山小屋

そしてついにイイデリンドウとの対面。看板まであるよ。可愛いな~。

本山小屋付近のイイデリンドウ

飯豊山避難小屋(本山小屋)に到着。イイデリンドウを見られたからか、テンションも上がり本山小屋で手ぬぐいを購入します。

飯豊の本山小屋

祐太はここで昔バッジを買ったそう。 本山小屋にはベンチのある展望台もあり、ここで泊まるのも気持ち良いだろうな。

飯豊山神社

飯豊山神社でお参り。この神社の領地を巡って、福島と新潟がバトルを繰り広げていたんですね。

飯豊山神社

三国岳から御西岳までの、登山道を含めた細長な領地が福島県のものなんです。飯豊山神社の境内が御西小屋まであったから、御西まで福島の領域が伸びてるそう。

まあ仲直りしたならOKということにしましょう。神様もホッとしてると思うよ。鳥居の脇に設置されていた鐘を鳴らし、飯豊本山の山頂へ向かいます。

飯豊神社から飯豊本山へ

あまり咲いていないのかなと思っていたイイデリンドウは、小屋のご主人の言う通り本山小屋の先で結構見かけました。

花びらの数も異なるイイデリンドウもあるよと聞いたので、レアなイイデリンドウを探しながら歩きます。なんて癒される旅なんだ。

飯豊本山からの絶景

標高2105m、ついに飯豊山の頂上に到着。小さな祠があるだけの大パノラマな山頂!

飯豊本山の山頂

ちょうどBSの番組の撮影をしていて、カメラクルーやガイドさんが飯豊の魅力をカメラに収めています。

飯豊の稜線を歩く撮影隊

天気も最高、ちょうどニッコウキスゲも時期なので、撮影にはもってこいな日ですね。 

ニッコウキスゲの群生地

ニッコウキスゲの群生地付近では少し雲が多くなりますが、高山植物が咲き乱れているので問題なしです。

御西小屋

御西小屋直前の登山道

気持ちの良い稜線を進み御西小屋で休憩。ずっと福島県でしたが、ここが福島・新潟・山形の県境になるんですね。

飲み物はセルフサービスで、箱から取り料金を入れるシステム。なかなか自由な避難小屋です。

御西小屋の販売システム

若者たちがキャッチボールしたり、賑やかな雰囲気。

初日の朝に見かけた女性二人組が、ベンチに腰掛けお弁当を食べています。今夜は本山小屋で泊まり、川入に戻る予定だそう。

熊と雪渓

ツキノワグマの存在

大日岳から戻った登山者のお姉さんの情報では、御西と大日岳の稜線で熊を目撃したとのこと。気を引き締めていきましょう。 

御西小屋で軽い休憩をとり、天狗岳を越え天狗ノ庭で休憩。

先の登山道では、新しめの熊のフンを2か所で発見。しかも登山道のど真ん中に。こんなリアルな熊の大きいフンは初めて見たので、熊の存在に恐怖を覚えました。羅臼よりも熊を感じたな。

雪渓の恐怖

雪渓も結構残っていて、ちょっとガスがかかった雰囲気がちょっと怖い。しかも右が急斜面で、先がどうなっているのか見えないので余計に恐怖を感じます。

飯豊の雪渓

滑り落ちたら終わりという恐怖。疲労感もあったからか、今回の飯豊の雪渓は軽アイゼンをつけていても本当に怖かったな。 

熊と雪渓の恐怖に耐え、御手洗ノ池で休憩。呼吸を整えます。こんな時こそ休憩が大事です。 

飯豊連峰の雪渓を歩く女

烏帽子岳で登山者の方から「梅花皮小屋のテントスペースがない可能性がある」との情報を聞き、ちょっと精神的にやられる。

せっかくテントを担いでここまで来たのに、小屋泊するのはなんか悔しいな~。まあ仕方ない。マイペースで梅花皮小屋へ向かいましょう。

途中でまた大きな熊のフンが登山道に!緊張感が止まらないぞ。

でも花々が可憐に咲いている。緊張と緩和が交互に来ます。

梅花皮小屋

梅花皮小屋

梅花皮小屋に到着。さっきの登山者の方が管理人さんに確認してくれていて、「テントスペース、大丈夫見たいです」と嬉しすぎる知らせが!

わざわざ確認してくれる登山者の方にも感謝だ~。もう全てに感謝、ありがとう! 

北股岳とテント場

しかも最高のテントスペースが残っているではないか!さっきあれだけメンタルやられてたのに。誰にも邪魔されない展望で、もう夢のようだよ。 

管理人さんも素朴でいい感じ。しかもなんと前日に南アルプスの北岳から下りてきて、今日は石転び沢から登ってきたという超人的な方!

 テント泊の料金は1000円。ビールは福島側新潟・山形側の方が安いので、調子に乗って飲みすぎ注意です。

若者の唄声

梅花皮小屋のテント場

テントを設営しビールを飲みながら飯豊の風景を楽しんでいると、管理人さんが「学生さんたちが歌を披露してくれるそうですよ」という事で、小屋の前に行ってみます。 

合唱クラブの仲間たちなのか、山関連の曲を合唱して聞かせてくれます。飯豊連峰の上で、本当に贅沢で夢のような時間です(^^♪

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