今日はいよいよ飯豊の稜線に向かいます!
御沢野営場で快適なテント泊をして、万全の状態で飯豊縦走に臨みますよ~!
御沢野営場を出発
飯豊縦走2日目コースタイム
飯豊縦走2日目 歩行時間 7時間
御沢野営場(3:00)⇒横峰小屋跡(2:10)⇒三国岳(1:50)⇒切合小屋
5時20分、御沢野営場を出発します。
登山者も少なく、すれ違ったのは2人組の女性ぐらい。平日だし、登山客はそうそういないですよね。
喜多方市の指定天然記念物「御沢の杉と栃」の周囲には、小さい祠に不動明王様、それと可愛い道祖神も。味わい深いね!
さあ、まずは飯豊の稜線を目指すよ。
下・中・上の十五里を越え、小広場の横峰へ。以前は小屋があったようで、廃材が置きっぱなしになっていました。
横峰で軽く休憩して、どんどん登っていきますよ~
地蔵岳の水場
地蔵岳の直下には水場があり、冷たくて美味しい!
この先の剣ヶ峰付近にも水場はあるのですが、水量も不安定で足場も危険らしいので、水の補給はこの水場でしておくと良いです。
ミニトマトの美味しさ
急坂を登り、ちょっと一息つきます。さっき汲んだ水場の冷たい水と、昨日山都で買ったミニトマト。
山ではミニトマトが最高に美味しく、口の中が後味さっぱりでいいです。実にいい買い物をしました♪
地蔵山からは稜線歩きで、この日初めての青空がうっすら見えましたが・・・基本的に雲多め。
剣ヶ峰からの岩稜
剣ヶ峰を越えると、結構激しい岩稜地帯が待っています。
あいかわらず雲が多いけど、飯豊の大きさはビンビン伝わってくるよ!
岩場も増えて、なかなかの登りだ。さあ、登れ~。
剣ヶ峰の水場は、いかにもクセのありそうな雰囲気がプンプンしていますね。水を補給しておいて正解でした。
以前祐太が飯豊を登った際、「岩稜が大変だった」と感想を述べていました。それぐらい飯豊で印象深い場所だったんだろう。
でもいろんな山を経験して、飯豊の岩稜を普通に登っている姿を見ていると、なんだかとても頼もしく思えてきます。
剣ヶ峰を越え、嬉しい看板を発見。
三国小屋
11時、三国小屋に到着!立派な山小屋で、少ないベンチには登山客が座っていたので、地面に座って休憩しましょう。ここでランチにします~
周囲にはたくさんのトンボが。トンボのおかげで虫がいなく快適に過ごせます。
三国小屋で初心を思い出す
三国小屋からご主人が出てきて登山者と談笑しています。
ベンチにリュックを置く登山客に「ベンチに荷物は置かないで」とか、「切合小屋の主人は厳しいからちゃんと挨拶するように」「水もらうときは一声かけな」とか、飯豊の門番のように登山者にいろいろ助言をくれます。
でもこういう三国小屋のご主人のような存在は大きいですね。
小屋に着いたら当たり前のようにベンチに座って休憩しがちだけど、まずは小屋や周囲の登山道を整備してくれている山小屋のスタッフさんに挨拶する。こういうのって忘れがちになるけど、本当に大事なことだと感じます。
「こんにちは」「ちょっとベンチで休ませてもらってもいいですか?」「お水いただきますね」など、ありがたく使わせてもらう謙虚な気持ちはとても重要。言われた相手も気持ち良いし、言ったこっちも気持ち良いからね。
飯豊連峰縦走の序盤で、山での基本を思い出させてくれたご主人に感謝です。山だからこそ、人を思いやる気持ちを忘れちゃダメなのかも。ご主人ありがとう!
切合避難小屋
三国小屋で覚醒した私たちは、切合小屋に続く飯豊の稜線に向けて歩き出します。
三国岳からの稜線にはたくさんの高山植物が咲いていて、歩くスピードが遅くなります。
やはり山は花の時期に来ると、いつもの倍楽しめますね。
切合小屋の快適なテント場
14時、切合避難小屋に到着。
切合のテント場は避難小屋の後ろにあり、50張いけるって聞いたけど…そんなに広くは感じなかったな。
でもとても解放感があって、気持ちの良いテント場です。テント場の料金は1人1000円。雲が多く周囲の風景はあまり良くなかったけど、居心地の良い所でしたよ~♪
種蒔山の水場から配管を通って切合小屋にきているそう。有難いですよね。
昨日の山都で購入したアスパラが、ここ飯豊でも大活躍でした。次回の飯豊も、必ず山都で新鮮野菜を買って登ろうと思ってます。
とりあえず無事に稜線まで出て、切合避難小屋まで来れたのでひと安心ですね。
今日で身体も慣れてだろうから、明日は思いっきり飯豊を楽しみますよ~(^^♪