【向源寺】渡岸寺観音堂の十一面観音菩薩像が素晴らしすぎた【湖北】

2023/12/29

滋賀

渡岸寺観音堂(向源寺)の本堂

滋賀県長浜市にある渡岸寺観音堂に行ってきました。目当ては滋賀県の有名な十一面観音菩薩像。美仏で代表的な国宝の観音像です。

渡岸寺観音堂(向源寺)

渡岸寺観音堂(向源寺)の基本情報

渡岸寺観音堂(向源寺)
〒529-0233
滋賀県長浜市高月町渡岸寺50  
0749-85-2632

拝観時間9:00~17:00
※冬季(12月から2月)は9時から16時まで
拝観料500円
駐車場あり(無料)

渡岸寺観音堂(向源寺)のHP⇒https://douganji-kannon.sakura.ne.jp/index.html

渡岸寺観音堂の駐車場から本堂へ


渡岸寺観音堂から150mほどの場所に、渡岸寺観音堂の拝観者専用の駐車場があります。大きめの駐車場で、渡岸寺観音堂の拝観時間内で利用可能です。料金は無料。

渡岸寺観音堂へのルート

渡岸寺観音堂に向かう途中に向源寺があります。

向源寺

村の人々が守ってきた十一面観音像は、国宝になると村で所有できなくなり、向源寺の仏像として所属させたそうです。

渡岸寺観音堂の入口

向源寺を通過し、渡岸寺観音堂に到着。山門には仁王像が安置されています。

渡岸寺観音堂の阿形像

立派な木彫りで、大きさは堂内にある国宝の十一面観音菩薩像と同じ194mの阿形像と、192mの吽形像。

渡岸寺観音堂の吽形象

拝観受付で500円を支払い、十一面観音菩薩像を拝ませていただきます。時間は15時20分。冬季なので16時までの拝観になるけど、まあ十分でしょう。

渡岸寺観音堂の十一面観音菩薩像

観音堂から左の廊下を渡り、ついに国宝の十一面観音菩薩像と対面。194mの高さがあり、存在感に圧倒されます。優しそうな表情。全方位から十一面観世音像を拝観でき、後頭部にある暴悪大笑面も迫力ある表情をしています。

堂内にはスタッフの方がいて、パネルで十一面観音菩薩像の説明をしてくれます。前の三面が菩薩の慈悲相、左三面が瞋怒(しんぬ)相、右三面が狗牙上出(くげじょうしゅつ)相、後ろに大笑相、頂上の仏面が如来相。

頭上の面が大きいので、すべてのお顔の表情がハッキリ確認でき、しかもどのお顔も崇高な雰囲気。十一面観音菩薩様は、腰を左にくねらせていますね。

すべての角度からずっと眺めていられる最高の仏像。一般的な十一面観音像より一つ一つの面が大きいですが、絶妙なバランスで作られている感じで全く違和感を感じません。

向源寺は十一面観音菩薩像だけじゃないよ

十一面観音像の右側には、大日如来坐像と阿弥陀如来坐像が。木造の獅子と象も味わい深く、ずっと見ているとどんどん輪郭がはっきりしていく気がしてきます。

大日如来坐像は重文、阿弥陀如来坐像は県指定の仏像です。向源寺といえば十一面観音菩薩像ですが、他の仏像もいい感じです。

向源寺は早めに来訪したい

時間を忘れて仏像を眺めていると「時間なので閉館になります」とスタッフさんの声が。拝観時間40分じゃ足りなかったか~。あっという間に閉館時間になっていました。

素晴らしい空間の渡岸寺観音堂。また次回に他の寺巡りと一緒に再訪したい寺でした。必ずまた来よう。

閉館後の渡岸寺観音堂

渡岸寺観音堂の十一面観音菩薩像は、井上靖さんの著作「星と祭」で描かれていることでも有名。白須正子さんの本と共に、今度読んでみたいなと思います(^^♪

このブログを検索

カテゴリー

登山 (87) 温泉 (30) 長野 (14) 山梨 (13) 東京 (13) 日常 (12) 埼玉 (10) (10) 新潟 (10) 神奈川 (10) 群馬 (10) グルメ (9) 山形 (9) 奈良 (8) 福島 (6) まとめ (5) 青森 (5) 静岡 (5) DIY (4) 栃木 (4) 歩く (4) 千葉 (3) 岩手 (3) 京都 (2) 宮城 (2) 滋賀 (2) 秋田 (2) 音楽 (2) 北海道 (1) 四国 (1) 園芸 (1) 宿 (1) 岐阜 (1) 茨城 (1)

QooQ