【赤岳鉱泉】1泊2日で赤岳へ初登山【美濃戸山荘】

2015/08/09

長野 登山

赤岳鉱泉の外観

八ヶ岳登山の初日は赤岳鉱泉で1泊!

赤岳 標高2899m(長野・山梨) 1泊2日

【1日目 2時間30分】
美濃戸駐車場(70分)⇒美濃戸山荘(80分)⇒赤岳鉱泉

美濃戸駐車場~赤岳鉱泉

登山を始めて1年目。いよいよ八ヶ岳へ登ることになりました!先日の尾瀬の感動が冷めやらぬ中での八ヶ岳初登山。

早朝、美濃戸駐車場へ到着。駐車場は広めで、1日500円の有料です。八ヶ岳山荘は日帰り入浴(料金は500円)もできるので、登山後に汗を流せるのはありがたいですね。

軽いウォーミングアップを済ませ、赤岳鉱泉を目指し出発!この日は赤岳鉱泉での小屋泊まり。雲取山荘で小屋泊を経験しているため、宿泊に対する不安は全くありませんでした。

今回は大部屋の雑魚寝ではなく、個室を抑えました。雲取山荘のようなスシ詰め状態を回避する作戦。いったいどんな小屋なのか、ワクワクです。

美濃戸山荘のお茶と漬物が嬉しい

美濃戸山荘の外観

美濃戸駐車場から歩いて1時間ほどで、美濃戸山荘に到着です。休憩していると、女将さんに美味しいお茶と漬物を頂きました。非常にありがたい!

美濃戸山荘のお茶と漬物

種類豊富な飲み物もキンキンに冷えてます。ソフトクリームとか絶対に美味しいでしょう!

とりあえず今回はトマトを食べてみました。100円で冷やしトマトが食べられるのは嬉しいぞ~

美濃戸山荘のトマトや飲み物

ああ、もうずっとここにいてもいいな。サービス満点の美濃戸山荘でした。

赤岳鉱泉に到着!

美濃部山荘から沢沿いを歩き、2時間ほどで今回の宿泊地である赤岳鉱泉に到着です。

赤岳鉱泉

数本の煙突が立ち並ぶ、可愛らしい外観の山小屋で、外にはウッドデッキの広々としたテラスがあります。

赤岳鉱泉の風呂

赤岳鉱泉の風呂

まずは赤岳鉱泉の風呂に入って汗を流しましょう。ここは温泉ではなく鉱泉で、源泉の温度が低いため湯を沸かしています。

もう温泉だろうが鉱泉だろうが、その辺はあまり関係なく極楽気分を味わえます。だいたい山の中で風呂に入れるだけでも有り難い!

風呂場での石鹸やシャンプーの使用は不可。熱すぎず、気持ちの良い湯加減で大満足!

赤岳鉱泉の最高の風呂で汗を流した後は、外のウッドデッキに出て、冷たいビールが待っています。この一杯のために生きてるな~!

おやおや、お酒飲んで気持ちよくなっている別のグループのおじいさんが、ウッドデッキの隙間から携帯電話を落としてしまいました。ウッドデッキでは気を付けてお酒を楽しみましょう。お礼にチョコレートを頂き、美味しくいただきました~。ありがとうございました!

赤岳鉱泉の食事

お待ちかねの赤岳鉱泉の夕食です。なんだか食堂もオシャレだ。
本日のメニューが、牛肉のステーキ、サラダ、お替り自由の野菜たっぷりポトフ。

赤岳鉱泉の夕食

テンションがものすごく上がり、ついつい赤ワインのボトルを注文!いや、このメニューならワイン頼むしかないって。もうここが山の中だとは思えないぐらい贅沢な食事。さらにデザートはメロン!

赤岳鉱泉の豪華さには驚きの連続でした。それでも高級旅館などに泊まる金額に比べたら格安だから恐れ入ります。1泊2食付で10000円弱!さすが人気の山だけあるなと感じますね。

前回の雲取山荘の食事は庶民的だけど、それはそれで良かった。ただ今回の赤岳鉱泉の食堂は、なんだか別世界のように感じたな~。

最高の夕食、いやディナーを満喫して部屋へ。個室の数はかなりあるようですが、オフシーズンということもあり空室が多かったです。テント泊の人もたくさんいるので、こんなもんなのでしょう。部屋は2人で寝るには広すぎるくらい。

赤岳鉱泉には、もう欠点の付けどころなんてどこにもない。大満足で明日の赤岳登頂に備え眠りにつきました。

八ヶ岳の2日目は硫黄岳から赤岳へ

【2日目 11時間】
赤岳鉱泉(120分)⇒硫黄岳(120分)⇒横岳(100分)⇒赤岳天望荘(70分)⇒赤岳(70分)⇒行者小屋(120分)⇒美濃戸山荘(60分)⇒美濃戸駐車場

赤岳鉱泉から硫黄岳へ

早朝に赤岳鉱泉を出発。昨日の余韻がまだ残っていて、正直まだこの赤岳鉱泉でダラダラしていたい。出来るならもう一泊したい。というダラけた考えが巡りましたが、なんとか硫黄岳に向かい歩きだします。朝食は赤岳鉱泉のお弁当を用意してもらいました。朝食も楽しみです。

硫黄岳を登るにつれ、視界が少しずつ開けてきます。気持ちの良い陽気のなか、硫黄岳に向かう尾根に出ました。

赤岳と阿弥陀岳

これから向かう赤岳や阿弥陀岳がハッキリ見えてきました。行き先が見えてるってヤル気になっていいね!

天気も快晴。期待に胸を膨らませながら登り、硫黄岳山頂へ到着。広々とした平地の山頂からは、360度の展望が楽しめます。ここからは、雲がかからない限り展望は最高なまま!気持ち良すぎる!

赤岳鉱泉の朝食

硫黄岳山頂から少し行ったところにある硫黄岳山荘のベンチを借り、赤岳鉱泉の朝飯を食べます。やはり朝飯も赤飯に焼き魚と豪華!お茶とデザート付きってところが素晴らしい。食事も終え、最高の展望を楽しみながらの稜線歩き。

硫黄岳付近の稜線

横岳から赤岳へ

途中に鎖場「カニの横ばい」などが現れます。
事前に難所だとの情報を仕入れていましたが、意外とそこまで怖さもなく普通に渡れました。落ち着いてゆっくり進めば問題はないですね。

赤岳に向かう女

赤岳を間近に見ながら進みます。青空に赤岳が映え、富士山や南アルプスもよく見えました。

赤岳小屋を通過を通過します。この小屋もまた魅力的な山小屋で、日の出や日の入りが部屋から楽しめるような立地に建っています。いつか赤岳小屋にも泊まってみたい。

赤岳の上り

そして赤岳山頂に到着!

赤岳山頂

山頂から最高の景色を堪能。山は天気が全てだな。この眺めが見れなかったら、山の魅力は90%減だと思う。さあ、下山しよう。

赤岳山頂からの下り

八ヶ岳最高峰で最高の景色を堪能し、名残惜しいですが赤岳を下ります。

赤岳山頂からの樹林帯までの下山は、岩がゴロゴロしていて、落石が怖い印象。ヘルメットを持参するに越したことはないです。

赤岳からの下り

樹林帯からは、長く単調な登山道を歩きます。結構長くて疲れる。登りは景色を楽しみにすればまだ耐えられるが、下りにはいまだに楽しみを見いだせない。

行者小屋と硫黄岳

赤岳山頂から阿弥陀岳の分岐を折れ、文三郎尾根を下り行者小屋へ。行者小屋からは硫黄岳が見えます。このテント場も良さげだから、今度泊まってみよう。

次回のプランを考えながら、長く単調な登山道を駐車場めざして歩きます。下りは退屈だし暑いし膝痛くなるしで、かなり戦意喪失でしたね。結構長くて疲れました。

美濃戸山荘は八ヶ岳のオアシス

もう限界だ~って頃、再び目の前に現れた八ヶ岳のオアシス。そう、美濃戸山荘に到着!美濃戸山荘が見えたときはホント嬉しかったな(しみじみ)

もちろん、漬物とお茶のサービスをありがたく頂きます。漬物の塩気が身体全体にしみわたってくる感じ。たまらんぞ~。人生でこんなに美味しい漬物を食べたのは初めてだよ。もっと食べたい。でもこの量がまたいいんだろうな。じっくり漬物を味わって、お茶で喉を潤します。

もう歩けないと諦めかけた自分を奮い立たせてくれた、美濃戸山荘のお茶と漬物にはもう感謝しかないです。美濃戸山荘のスタッフの皆さん、本当にありがとう!

無事に美濃戸駐車場へ到着

人生初の八ヶ岳登山は最高の天気に恵まれました。赤岳の堂々とした山容もさることながら、それ以上に強く心に残ったのは山での食事でした。

赤岳鉱泉での豪華な食事、そして美濃戸山荘の庶民的な浅漬け。対照的な「食」を味わえたのは、今後の登山人生においてかなり大きな経験になるでしょう。

初めての八ヶ岳は体力的には疲れたけど、最高の体験が出来ました(^^)/

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