巻機山は新潟県と群馬県の県境に位置する、日本百名山のひとつです。巻機山本峰、偽巻機山、割引岳、牛ヶ岳の4峰の総称なんですね。今回は紅葉の時期に、念願の巻機山を歩いてきました~
巻機山
桜坂駐車場から巻機山八合目へ
桜坂駐車場から巻機山登山スタート!登山口に最高に癒される可愛い看板があって嬉しくなります。なんなんだろう、このセンス。本当に素敵だと思う。
まず巻機山っていう名前が良いですよね。巻機山の山名は諸説あるみたいですが、一般的には「機織りの神様」を祀るところから巻機山と呼ばれているそう。
機織りの際に縦糸を巻き付ける用具を「マキタ」といって、この用具名も巻機山の山名に関係してるという意見もあったり。そんなことを話しながら井戸尾根コースを登っていきます。
五合目手前の井戸ノ壁と呼ばれる急坂はなかなか手強い。樹林帯の急坂はただただ辛いです。
天狗尾根
五合目を越えると展望が開けてきました。視界があるとないとじゃ全然違いますね。右側に米子沢が綺麗に見えてきます。さらに6合目には展望台があり、雄大な天狗尾根が力強く見えます。天狗尾根を歩くのはは大変そうだな。
八合目から丸太状の階段を、偽巻機山を目指し登っていきます。登り切ったところで視界に現れたのは、山肌が紅葉した巻機山本峰!
紅葉の巻機山
この山容には驚きましたね。あまりにも美しい。緑・黄色・オレンジなど、パッチワークのようなカラフルな山肌。しばらく見惚れちゃいましたね。
しかも偽巻機山まで上って初めて見える光景だったのもインパクト大でした。やはりいいと言われている山は一見の価値がありますよ。
なだらかな巻機山本峰を右に見ながら、木道を巻機山避難小屋へ進みます。どの風景も絵になります。
越後や東北の山は、アルプスとはまた別の魅力がたくさん詰まって本当に素晴らしいと思う。この巻機山も一瞬でファンになりました。
巻機山避難小屋から本峰へ
巻機山避難小屋の水場付近の草原は、イワイチョウやハクサンコザクラが一面に咲く時期があるという。狙い目は七月下旬から八月初旬なので、絶景を見逃さずに開花状況をチェックして巻機山に訪れたいですね。
避難小屋からの道も快適で、池塘が点在していて癒されてきます。御機屋と呼ばれる稜線に出ます。
巻機山本峰から牛ヶ岳
1967mの巻機山4峰の中でもっとも標高が高い巻機山本峰を通過し、緩やかな草原状の登山道を歩いて行くと牛ヶ岳山頂に到着です。
越後三山や平ヶ岳、燧ヶ岳の眺めを堪能して、巻機山本峰に戻り避難小屋へ。時間があれば割引岳も行ってみたかったが、今回はパス。巻機山はコースタイムが結構かかるので、早めの出発を心掛けたいですね。
秋の巻機山は最高
帰りのルートも井戸尾根コースを選択。天狗尾根ルートとヌクビ沢ルートは登山上級者向けのコースということで、少しでも不安を感じたら無理せず一般ルートを歩いたほうが良いです。
帰りは長い下りで精神的にも肉体的にも堪えますが、巻機山の絶景は見ておかないとダメでしょう。次は花の季節に行ってきます!