針ノ木岳へ行ってきました。針ノ木岳からの剱岳・立山・黒部ダムの光景をこの目で見てみたくて計画した山行です。北アルプス三大雪渓のひとつ針ノ木雪渓もあるということで、興奮だらけのテント泊でした~
扇沢から針ノ木雪渓を上る
7時に柏原新道登山口から車道を歩いて扇沢へ。天気は晴れ。針ノ木登山口から大沢小屋を目指し歩きます。
外観の綺麗な大沢小屋にはテント場もあります。大沢小屋から樹林帯を歩いて行くと、日本三大雪渓の針ノ木雪渓が始まります。雪渓のルートは残雪状況で変わってくるので、大沢小屋などの情報を確認しましょう。軽アイゼンやピッケルは必須です。
今回の針ノ木雪渓は時期的にほとんど無く、雪渓の上を歩くことはありませんでした。ちょっと雪渓も体感したかったけど、安全に登れるにこしたことはないですね。紅葉も始まり山肌が少しずつ綺麗に色づきだしています。
この日は晴れ予報ではありましたが雲の量も多く、途中で雨も降ってきました。登山道がすべりやすくなっているので気を付けて進みます。
登山道もザレて歩きずらいところもあります。登山者の数もこの日は少なめでした。なのでゆったりと針ノ木岳登山を楽しめます。
針ノ木岳の登山道は、起伏もありますが登りがいのある飽きの来ないルートでした。単調じゃないのが嬉しいですね。
沢の水量もままありますが、しっかりした橋が架かっているおかげで非常に楽に歩くことが出来ます。整備関係者の方々には本当に感謝です。
雪渓も所々に残ってはいましたが、さすがに10月はほぼ溶けていました。雪渓と紅葉がいい感じです!
なんだかんだで結構疲れましたが、急坂を登りきったところが針ノ木峠です。。振り返ると虹が出ていました!
針ノ木小屋から蓮華岳へ
今回の宿泊地の針ノ木小屋に到着です。雪解けの時期でテント場もぬかるんでいるところが多いとのことでしたが、順調なペースで針ノ木小屋に着いたので、状態の良いスペースを確保できました。
テントを設営後、軽みで300名山の蓮華岳へ向かいます。
蓮華岳までは結構急坂な登山道です。雲が無ければ眺めがいいから問題なし。
今回は時期がずれたが、蓮華岳の山頂付近はコマクサの群生で有名。咲いてはいないけど、ここにコマクサの群生があるだろうと想像できるポイントが多数ありました。
標高2799m、蓮華岳の山頂に到着。山頂には祠があり、天気が良ければ北アルプスが一望できますが、雲で全く見えず。
雲は多いが雰囲気は良かったな。蓮華岳はコマクサの他にも、チングルマやコイワカガミ、アオノツガザクラなど多数の花が咲くそうです。花の季節にぜひ訪れてみたいですね。
針ノ木小屋を下に見ながら、蓮華岳を下っていきます。針ノ木岳の山容もほぼ確認できました。ロケーション最高です!
テント場に戻りご飯を食べながらのんびりしていると、一瞬雲が取れて美しい槍ヶ岳方面の山々の姿が!明日に期待ですね。
ソロテントの外国人のお兄さんとしばし談笑。連休で混む槍や穂高を避けて、この針ノ木岳に来たという。自分たちも連休でリフレッシュしたいのに、わざわざ人混みの中に行きたくないタイプなので、お兄さんと考え方が全く一緒で嬉しくなりました。
針ノ木岳が大正解だと思うよ。最高の場所で最高の時間を過ごせました~(^^♪