奥秩父の盟主と呼ばれる金峰山に行ってきました。山頂には金峰山のシンボルである五丈石がそびえ、富士山や南アルプス、八ヶ岳の展望も抜群な山です。
特徴的な山頂なので、周辺の山からも金峰山はすぐに確認でき、ずっと気になっていた山でした。
大弛峠から金峰山山頂へ
2010/7/31 標高2599m(山梨県・長野県) 日帰り
大弛峠(80分)⇒朝日岳(60分)⇒金峰山(60分)⇒朝日岳(50分)⇒大弛峠
【total 4時間25分】
奥秩父とは?
雲取山から笠取山、甲武信ヶ岳、瑞牆山、そしてソフトクリームの美味しい清里付近にある飯森山あたりまでの主脈を軸にして、北は両神山、南は大菩薩峠あたり一帯の総称を「奥秩父」といいます。
関東の中でも、決して派手さは無いけど渋めの山が凝縮してるって感じですね。アルプスとかに比べたらかなりジミーです。奥秩父山系あたりを遠くから見て、どれがどの山か解っちゃうような人はかなり山レベルが高いんでしょう。
昔の人たちは秩父側からこの辺の山を登ったんで「奥秩父」という呼び名が残ったそうですよ。
金峰山へ出発
大弛峠(おおだるみとうげ)まで車で向かいます。鹿の遭遇率は奥秩父山系が一番じゃないかってぐらい、車道で鹿とよく会いました。なのでスピードの出し過ぎにはくれぐれも気を付けて!
大弛峠を出発し、1時間20分ほどで朝日岳。この朝日岳を超えると、前方に金峰山が見えてきます。金峰山の山頂は個性的なので、遠くからも確認できます。
樹林帯を抜ければ展望が開けてくるので、山歩きは俄然楽しくなりますね。
登山道にケルンが見られるようになります。山のコースに人が石を積み上げて作った道標ですね。ケルンの導く先にある五丈石が、まさに巨大なケルンのようです。
金峰山山頂
朝日岳より同じく1時間20分ほどで金峰山の山頂へ到着。金峰山の頂上にはこの山のシンボル、高さ約15mの五丈石と呼ばれる謎めいた岩があります。
金峰山の山頂にある五丈石
頂上からの展望は最高で、富士山や南アルプス、八ヶ岳が綺麗に見えます!それよりも瑞牆山までの稜線が美しく、このまま稜線を歩いていきたいという感情が芽生えます。
金峰山は鎖場のような危険な道があるわけでもなく、激しい登りがあるわけでもないので、登山初心者向けの山かもしれません。
普段の生活に使う筋肉と、山で使う筋肉は全然違うから、まずは金峰山のような歩きやすい山で自分の体力を確かめてみるのも重要ですね。金峰山、気持ちいい山でした!