【日帰り】伊豆ヶ岳から子ノ権現を歩いてきました

2020/02/23

埼玉 登山

子ノ権現の黒門

今回は正丸駅から伊豆ヶ岳を登り、子ノ権現から吾野駅に下りるコースです。

正丸駅から伊豆ヶ岳へ

西武秩父線正丸駅で下車。伊豆ヶ岳登山口までは歩いて約25分です。

正丸駅には有料の駐車場が駅前にあります。500円で24時間駐車可能なので、のんびり伊豆ヶ岳登山を楽しめます。

伊豆ヶ岳をめざし正丸駅を出発

正丸駅の急な階段

これ、正丸駅からの登山道へ向かう下りの階段・・・結構急なうえに、かなり斜めってる!なんかものすごく歩きづらかったです。

伊豆ヶ岳登山口の馬頭観音から沢沿いの登山道を進みます。

伊豆ヶ岳登山口の馬頭観音

ここから伊豆ヶ岳へ向けて、本格的な登山道になっていきます。楽しみ~

木の根が露出する泣き坂

木の根っこが露出した急坂が現れました。ここは通称「泣き坂」と呼ばれていて、確かにつらくて泣きそうになるぐらいな急坂でした~

泣き坂を登り切り、程なくすると五輪山の山頂に到着!

五輪山の山頂

オリンピックが開催されるという年に五輪山に登頂するなんて、なんだか縁起がいいですね。五輪山にはベンチもあるので、小休憩でもして、泣き坂を登り切った後の疲れを癒しましょう。

五輪山を過ぎると、いよいよ伊豆ヶ岳のクライマックスとも言える鎖場に着きます。鎖場の岸壁は高さ50m、傾斜は約40度だそう!ドキドキ!

伊豆ヶ岳の鎖場への道

残念なことに、伊豆ヶ岳の山頂へ続く鎖場への道はロープで塞がれていました。落石が発生しやすい状況らしいで、しばらく鎖場は閉鎖っぽいな~

まあ仕方ないです。鎖場は諦め、別ルートから伊豆ヶ岳の山頂を目指しましょう。

伊豆ヶ岳の山頂へ

鎖場の尾根に合流し、その先が伊豆ヶ岳の頂上です!南側の展望がよい感じです~

伊豆ヶ岳の山名の由来

伊豆ヶ岳の山名はアイヌ語で突峰状の山容という「イズ」からきてると、山頂の看板に書いてありました。なぜ埼玉でアイヌ語が?

地元では、

・快晴の日に山頂に登ると当区伊豆まで見えるから「伊豆ヶ岳」という説。
・柚子の木がたくさんあったから「柚子ヶ岳」という説。
・昔ふもとの湯の沢で温泉が湧き出ていて、その前の山だから「湯津ヶ岳」という説。

などなど、いろんな説があるみたいです。

古御岳の山頂

伊豆ヶ岳を南に下り、また登り返して古御岳(こみたけ)に到着。手書きで小御岳と書かれた柱もありました。

アセビロード

古御岳から高畑山の登山道は「アセビ」がたくさんあります。アセビは馬酔木って書くんですね。

有毒の植物で、牛や馬がこれを食べると酔ったようになることから馬酔木と書くそうです。スズランに似ているので、いつも見かけるとスズランと思い込んでいました。あいにく馬酔木の花は咲いていませんでした。

高畑山を越えると、変わった形の大きな鉄塔がありました。エヴァの使徒みたいな雰囲気ですが、今は使われてないようです。

子ノ権現の登山道風景

この鉄塔の下に設置されてる標語がかなりシュール。

天目指峠

天目指峠に到着です。天を目指す峠・・・なんかかっこいい地名ですよね~

と思ったら、天目は「アマメ」と読み、豆柿の一種のことで、指は「ざす」と読み、山を焼いてその跡種をまく焼畑という耕作法のことだそうです。

天目指峠の伝説

昔、天目指峠の上には竜神が祀られていたそうなんですが、その一族がなんと鰻だったそうです。なので鰻を獲って食べるのは禁じられていました。

しかし穴沢集落の木こりが鰻を食べてしまったので、竜神様が激怒し穴沢部落を土砂で押し流してしまったという、なんとも恐ろしい伝説が天目指峠にはあるそうですよ。

子ノ権現の近くになぜか巨大な白い手が

天目指峠から竹寺分岐を超えて、もうひと踏ん張り歩けば子ノ権現はもうすぐです。

子ノ権現天龍寺の手前には、展望も良く、綺麗な梅の花も咲き、陽当たりも抜群、休憩にもってこいのベンチもあるという充実したベストな場所を発見!

子ノ権現の登山道風景

ここはポカポカしていて、休憩には最高だと思うよ。すでにベンチは埋まって、登山者の方々がまったりしていました。

いよいよ子ノ権現天龍寺に着くという直前に、登山道脇の崖の下に何かの気配を感じた。

子ノ権現の巨大な白い手

なんか謎の巨大な白い手があるよ~!歩き疲れて夢でも見てるのか。なんだあの手は。子ノ権現天龍寺でデカい大仏でも作ろうとして途中でやめた名残とか?

どうもこの白い巨大な手は、彫刻家の方が子ノ権現に寄贈したオブジェらしいですね。テレビでも放送された有名なアート作品だという巨大な白い手。存在感ありすぎな作品でした~

子ノ権現天龍寺

ようやく子ノ権現天龍寺に到着。結構疲れたな。子ノ権現本堂でお参り。子ノ権現天龍寺は、開運・足腰の神様として幅広い人から信仰されています。

天龍寺の2トンのわらじ

境内には重さ2トンの巨大なわらじが!わらじの横には巨大な下駄もあるよ。

子ノ権現の2トンわらじ

子ノ権現奥の院

子ノ権現本堂の横を抜け、 黒門の仁王像を横目に階段を登ると奥の院があります。

子ノ権現の奥の院です。創建した子ノ聖が、出羽三山の月山で般若心境妙典を空高く投げ、南へ飛んで飛んで飛んでこの奥の院に落ちたと言われています。

では釣鐘堂で鐘を打ちましょう。子ノ権現境内の清んだ空気に鐘の音が響きます。

子ノ権現奥の院の釣鐘堂

鐘を打った後、次の人は2分間待ってから鐘を打つのが正規のルールだと張り紙にはありました。

スカイツリー眺望処からの眺めは最高!この日は晴天だったので、スカイツリーが肉眼でしっかり見えました。見えるもんだね~

黒門の近くには休憩所や土産屋もあります。どこからともなくニャーニャーと声が聞こえるので、ふと自販機の横を見ると猫と目が合いました。

子ノ権現近くにいた可愛い猫

子ノ権現から秩父御嶽神社へ

子ノ権現天龍寺の参拝を終え、登山道を下ります。車道を浅見茶屋方面へ右に入り下っていきます。

浅見茶屋

浅見茶屋に到着。人気店なのでしょう、待っている方が多数。

食べたかったけど、待つのが辛く断念。時間も丁度お昼時だしな~。次回は必ず食べにこよう。

浅見茶屋 | Facebook

秩父御岳神社

浅見茶屋を超え車道を歩いていくと、なんとなく見覚えのある店の看板や道の雰囲気が・・・

iyogatake-10

なんと数か月前に行った東郷公園の前に出てビックリ!地図には「秩父御岳神社」と書いてあったので油断してたんだな。

そういや東郷公園の奥にある神社こそ、秩父御嶽神社でした・・・
また紅葉の時期に来たいです。

伊豆ヶ岳登山を終え

伊豆ヶ岳の人気スポットでもあるクサリ場が通行止めだったのは残念でしたが、クサリ場がなくても充分楽しめる山でした。

正丸駅から登り吾野駅に下るコースは、なんだかんだで6時間ぐらいかかるので、足はパンパンになります。無理のない登山計画を立てて山を楽しみましょうね~(^^)/

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