御嶽山
御嶽山 5時間40分
田ノ原駐車場(1:15)⇒森林限界(0:50)⇒九合目石室避難小屋(0:40)⇒王滝頂上(0:25)⇒剣ヶ峰(0:20)⇒二ノ池本館(0:35)⇒王滝頂上(0:50)⇒森林限界(0:45)⇒田ノ原駐車場
田ノ原駐車場(1:15)⇒森林限界(0:50)⇒九合目石室避難小屋(0:40)⇒王滝頂上(0:25)⇒剣ヶ峰(0:20)⇒二ノ池本館(0:35)⇒王滝頂上(0:50)⇒森林限界(0:45)⇒田ノ原駐車場
御嶽山は2017年にアタックしたが、ガスで真っ白になったために登山口までいったが断念した。温泉や観光に切り替え、翌日は急遽白山に登った。やはり天気は重要だ。
御嶽山の噴火
2014年9月27日11時52分、紅葉シーズン祭日のランチタイムという登山客が大勢いる中で、御嶽山の水蒸気噴火は起こった。犠牲者は58名、行方不明者5名という、戦後最大の火山被害となった。
2019年、噴火から5年ぶりに御嶽山の登山が解禁になり、2023年には、閉鎖されたままになっていた王滝頂上から剣ヶ峰への登山道が9年ぶりに規制が緩和された。
真っ青な空の下で御嶽山が静かにそびえ立っている。あんな激しい噴火があったなんて信じられない雰囲気だ。
王滝頂上から八丁ダルミ
王滝頂上山荘に到着。パトロールの常駐員さんは何日か泊まりで小屋に滞在し、複数のスタッフでローテーション制だそう。
前回の噴火では小屋に戻れた登山者は無事だった事から、避難小屋やシェルターなどを増設している。小屋の屋根部分は防弾チョッキに使用する素材を設置し補強している。
王滝山頂からは、9年ぶりに規制が緩和された八丁ダルミを剣ヶ峰に向かって歩く。この区間は滞留せずに速やかに移動する案内が書かれている。落石などの事故防止に確実にヘルメットを着用しよう。
まごころの塔を越え剣ヶ峰へ。山頂直下には3基のシェルターと慰霊碑が設置されていた。
剣ヶ峰から二ノ池
御岳神社が祀られている剣ヶ峰の山頂は、たくさんの登山者で賑わっていた。
山頂からは二ノ池本館が見えるが、普段あるはずの二ノ池が見当たらない。
ニノ池は深さ3、4mあるそうだが、今回の噴火による火山灰で池が埋まり、以前の綺麗な池は無く一面が砂浜になっていた。
ニノ池本館内に、過去のニノ池の写真や、噴火時の噴石などが展示されていた。小玉スイカぐらいの大きさの噴石で、これが頭上から落ちてくる事を考えると恐ろしい。
ニノ池本館でトイレを借りる。使用料は200円。ヘリコプターの空輸代や汚水処理費として1シーズン8万から12万ほどかかるそう。
三ノ池方面も興味はあったが、雲がかかり周囲の展望も悪くなってきたので、また次回に行く事にし下山を始める。
活火山だという事を忘れずに
2017年には日光男体山も活火山と定義され、2024年現在の活火山は111となっている。普段気軽に登っている山も、実は活火山だという認識を持つことは非常に大事なことだ。
御嶽山の噴火は他人事ではない事故だ。気象庁のHPなどで最新の火山情報をチェックする習慣を身に着け、日帰り登山だとしてもヘルメットやダウンジャケットなどの装備はしっかり準備しておこう。
tenki.jpの火山情報⇒https://tenki.jp/bousai/volcano/