東京都府中市若松町の浅間山(せんげんやま)は、多摩の台地が河川などで削られるなか小高い丘として残った山です。堂山・中山・前山の3つの山の総称が浅間山となります。
ムサシノキスゲやヤマユリなどの花々や多くの野鳥や昆虫も見られます。そんな浅間山公園を歩いてみました。
浅間山公園を散策
浅間山公園のアクセス
JR中央線「武蔵小金井」から京王バスで、東府中行き「浅間山公園」を下車。京王線「東府中」から京王バスで、武蔵小金井行き「浅間山公園」を下車。駐車場は無いので注意です。駐輪場はあります。
浅間山公園の詳しい情報はこちら⇒https://musashinoparks.com/kouen/sengenyama/
浅間山の公園のムサシノキスゲ
ムサシノキスゲはニッコウキスゲの変種で、ユリ科・ワスレグサ属に分類される多年草です。5月上旬から下旬に花を開かせます。
ムサシノキスゲの自生地は、現在ここ浅間山公園だけだそうです。
関東の冨士見百景
新小金井街道側の公園入口から、富士山の見えるポイントへ向け遊歩道を上ります。
浅間山公園は関東の冨士見百景に選定されている場所なんです。この日はあいにくの曇り空で富士山は確認できませんでしたが、天気が良ければ高層ビルの右側に富士山が良く見えるらしいです。
浅間山縦走
前山
冨士見百景のポイントから気持ちの良い尾根道を南へ進むと、前山山頂に到着。4人用の休憩スペースがあります。
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した武士「人見四郎」の墓跡もあります。
中山
前山から明治大学野球部の練習の声を聞きながら緩い道を下ります。咲き誇ったらここは綺麗だろう東屋を抜け、浅間山2つ目の山「中山」の山頂に到着。
標高は74mでベンチも多く、鳥の声を聞きながらお弁当でも広げたくなる場所です。
堂山
中山を下り明治大学の敷地沿いの道を進むと、浅間神社の鳥居が見えてきます。
浅間山は前山・中山・堂山の3つの峰からなりますが、浅間山の由来は堂山の頂に祀られている浅間神社からきています。三角点もありました。
おみたらし神社
中山の北側にさりげなく鳥居がありました。浅間の神様がこの場所から現れるという崇高な場所です。神社のすぐ隣には、府中の名木と指定されている「おみたらしのイヌシデ」もあります。
たくさんの自然に囲まれた府中市の浅間山公園。またムサシノキスゲが満開の頃に歩いてみたいと思います~(^^♪