奈良県の山鳩湯へ行ってきました。
雑誌で見た山鳩湯の温泉の色が忘れられなく、ずっと行きたかった温泉です。ついに伺うことが出来ましたよ~♪
山鳩湯の基本情報
入之波温泉 山鳩湯
〒639-3611 奈良県吉野郡川上村入之波391
0746-54-0262
日帰り温泉 10:00~16:00受付 17:00終了
食事処 11:00~15:00
大台ヶ原から169号線を北上、大迫ダムの入口を右折して224号線を道なりに進み、山鳩湯を目指します。ワクワクしますね~!
15時30分、山鳩湯に到着。駐車場が日帰り入浴客でいっぱいだったため、第2駐車場に停車。念のため山鳩湯の受付に電話すると、ガードレールに寄せて停めてもらっても構わないよ~とのこと。かなりアバウト。
第2駐車場から山鳩湯の外観を眺めると、吉野川沿いの崖にぶら下がっているような造りで建っています。
さらに温泉から出た茶褐色の堆積物が、山鳩湯の建物の外に大量に出ているぞ!これは温泉に入る前から期待できますね。
いろんな取材が来てる山鳩湯
入之波温泉山鳩湯は、テレビや雑誌などの取材も多い人気の温泉宿です。
トミーズさん司会の毎日放送せやねん!の取材で、2022年M1グランプリ準優勝の「さや香」さんがロケに訪れています。
奈良テレビの「ならフライデー9」の取材では、ミスターM1こと笑い飯の哲夫さんも来店していたり。(仏教に精通している哲夫さんの般若信教の書籍は、面白くわかりやすいのでかなりオススメ!)
その他、吉本新喜劇の女性芸人のエース酒井藍さんも来店するなど、関西ではかなり有名な温泉宿です。
山鳩湯の部屋
鍵のかけ方をレクチャー
受付には優しそうな高齢の御夫婦が。お世話になります♪
受付を済ませ、部屋へ案内されます。山鳩湯の女将さんにまず説明を受けたのが「部屋の鍵のかけ方」でした。山鳩湯の建物自体は決して新しくはないので、入口の鍵ももちろん年季が入っています。
鍵のかけ方に、なんか微妙なコツがあるみたいなので、こういう説明を聞くのもまた楽しい。(たしかに最初、鍵のかけ方にてこずりますが、何回か開け閉めしてるうちにコツを覚えます)
いい感じの和室
鍵のかけ方を教わり、部屋へ入ります。今回泊まった部屋は食堂から1番近い2号室で6畳の和室です。落ち着いた感じがいいね♪
お着き菓子は山鳩湯の刻印入りのせんべいです。
ん?封が開いてて・・・1枚ないぞ(笑)
まあご愛敬でしょう。なんだか癒されてきます。
2つのポットにはそれぞれお湯と冷水が用意されています。風呂上がりの冷水が楽しみになります。冷蔵庫はありませんでした。
アメニティは歯ブラシ、T字カミソリ、フェイスタオル、バスタオル、可愛いきんちゃく袋と一緒に用意されていました。
タオルが黄色なのは、温泉で変色が目立たないような理由からでしょうか。
部屋にトイレはありませんが、部屋の隣が共同トイレなので心配ご無用です。トイレは掃除も行き届いていてかなり綺麗でした。こういうところって凄く重要なポイントだと思いますね。
窓からの風景が最高
この部屋の1番のポイントとしては「窓からの風景」でしょう。
空と樹木が額縁の中の絵のように見えてきます。
夕暮れの空の色は本当に綺麗で、あえて部屋の電気を消して、茜色に染まりかける風景を楽しみながらビール。好きなロケーションです!
ボリュームたっぷりな料理
夕食は18:00から食堂でいただきます。山鳩湯さんは食事の時間指定はなく18:00のみです。
食堂の壁にはあちこちに有名人のサインが飾ってあり、山鳩湯が人気店だというのが分かりますね。テーブル席と座敷があり、今回は座敷に通されました。
用意されたメニューを見て、早速瓶ビールを頼んでしまいました。これぞ山食というビジュアルの料理が並んでいます。 たまらん~
まずは冷奴から。豆腐の上に山椒味噌がのっていて美味しい。山椒味噌は自家製だそうで味も抜群でした。
鴨ロースは味付けも丁度よく、カラシを少し乗せて食べるとさらに美味しい。
個人的に気に入ったのが椎茸の茎を細切りにして炒めた料理で、ゴマ油でサッと炒めてるのかな?食感も良く、味付けも良かったから、これは自分も真似したい料理だと思いました。
山菜の盛り合わせやワカサギの南蛮もお酒が進みます。
そしてメインの鴨鍋です。鴨鍋の量がなかなかボリューミー。自家製味噌をベースにした甘めの味付けで、白菜やネギ、えのきだけなどの他、筍が入っていました。
筍が入っている鍋は初めて食べましたが、ホクホクして非常に美味しい。これも家で真似したい。
さらにプリプリな鮎の塩焼きが最後に運ばれてきました。鴨鍋だけで食べ応えがあってかなり満足していたので、まさか鮎が出て来るとは思いませんでした。
またこの鮎の塩焼きが最高!別腹なのか一気に食べてしまいました。
おなか一杯になりすぎて、鍋の締めのうどんorおじやはパスしておきました。
さらに食後のデザートで抹茶アイス。
これで宿泊代が12000円だなんて信じられないですよ。美味しかった!ごちそうさまでした!
山鳩湯といえば風呂でしょう
それでは山鳩湯名物の温泉に入りましょう!浴室は受付の近くにある階段を下に降りていきます。
階段を下りて下のフロアが広々とした休憩所になっていて、さらに下へ降りていきます。途中にこれまた味のある貴重品ロッカーがありました。
脱衣場の中にもロッカーが設置されています。なんとなくイメージでは棚に籠が並んでいるパターンかなと思っていたので少し意外でした。
日帰り入浴でも人気の宿なので、盗難など気にせず安心して入浴できるようにと、山鳩湯さんの心配りなのでしょうか。
洗面スペースは2か所で、ドライヤーも1つあります。
山鳩湯の内湯
まずは内湯です。結構広めの浴槽で、お湯の色は茶褐色。浴槽の周りには温泉の堆積物が付着していていい感じです。
泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、時間が経つと無色透明から黄金色に変化します。
毎分500リットルもの量で自噴する温泉は、加水なしの源泉かけ流しだから贅沢ですね。
トタンで覆われた湯口からお湯がドバドバ送られてきます。
洗い場は3か所で、リンスインシャンプーとボディソープが用意されています。
昼間に日帰り入浴も入りましたが、3か所の洗い場は常に人が使用している状態でした。おそらく土日の日帰り入浴はかなり混雑するだろうと思いますね。その際は湯舟に浸かりながら、洗い場が空くのを待ちましょう。
山鳩湯の露天風呂
山鳩湯は温泉のビジュアルが素晴らしい! 露天風呂は6人ぐらいは入れる大きさで、湯口からは内湯からのお湯が流れてきます。湯口の堆積感もいいですね!
昼の日帰りでは人がたくさんいたので、湯口からバフバフとお湯が流れてきていました。夜は誰もいないので、静かにお湯が流れてきます。
浴槽の縁の段差が芸術的です。
露天風呂の方はかなりぬるいですが、ぬるい分じっくり長く浸かれるます。泉温が39度なんで仕方ないです。
熱い湯が好みの自分にとっては少し物足りない感じはしました。と言いながらも、誰も宿泊客が入ってこなかったので、なんだかんだ50分ほど山鳩湯の温泉を貸し切り状態で楽しんじゃいました。
お風呂の利用時間は21:00までで、朝は7:00から入れます。個人的にはもう少し温泉を楽しめる時間の幅があると嬉しいかな。
部屋の音が聞こえるのは仕方ないよ
そういや隣の部屋のお爺さん3人衆は、22時30分の段階でも大声で盛り上がってたな。同窓会だろうか。こんな感じで、隣の声は良く聞こえる造りになっています。
でもそこまでイライラしなかったのは、口調が柔らかい感じの穏やかな関西弁だったからかな?これが関東弁だと思うと・・・
朝ごはんも最高
山鳩湯の朝食です。1日のスタートにもってこいのオカズたち。
山鳩湯の煮物の味付けが濃すぎず本当に優しい味付けで美味しい。これが関西の味付けなのか、薄味だが味に深みを感じます。
こんにゃく、筍、ごぼうが良かった。切り干し大根もいい味付け。出汁が効いてるんだな。
ご飯は釜炊きで、ほんのり黄色っぽかったから、もしかすると温泉を浸かってるのかな?おこげも美味しかった~
祐太のご飯は温泉粥にしてもらいました。胃腸に優しく、塩加減も丁度よかった。
食後のコーヒーで大満足。
朝からおなか一杯です。ごちそうさまでした!
山鳩湯のコスパは最強でした
朝食後もゆったりと温泉に浸かり大満足。もう最高すぎる~
山鳩湯は圧倒的な低料金で、温泉も料理も大満足できる最高の宿でした。
大台ヶ原や大峰山などの登山の拠点にしてもいいと思います。
山鳩湯は日帰り温泉もいいけど、ゆったりと温泉を味わうなら絶対に宿泊がオススメです。また来ます~(^^♪