【入之波温泉】源泉かけ流しの山鳩湯で山のグルメを楽しむ【鴨鍋】

2022/11/26

温泉 宿 奈良

山鳩湯の暖簾

奈良県の山鳩湯へ行ってきました。

雑誌で見た山鳩湯の温泉の色が忘れられなく、ずっと行きたかった温泉です。ついに伺うことが出来ましたよ~♪

山鳩湯の基本情報

入之波温泉 山鳩湯

〒639-3611 奈良県吉野郡川上村入之波391
0746-54-0262 

日帰り温泉 10:00~16:00受付 17:00終了
食事処 11:00~15:00

大台ヶ原から169号線を北上、大迫ダムの入口を右折して224号線を道なりに進み、山鳩湯を目指します。ワクワクしますね~!

15時30分、山鳩湯に到着。駐車場が日帰り入浴客でいっぱいだったため、第2駐車場に停車。念のため山鳩湯の受付に電話すると、ガードレールに寄せて停めてもらっても構わないよ~とのこと。かなりアバウト。

第2駐車場から山鳩湯の外観を眺めると、吉野川沿いの崖にぶら下がっているような造りで建っています。

簗場と湯の外観と温泉の堆積物

さらに温泉から出た茶褐色の堆積物が、山鳩湯の建物の外に大量に出ているぞ!これは温泉に入る前から期待できますね。

いろんな取材が来てる山鳩湯

山鳩湯の入口

入之波温泉山鳩湯は、テレビや雑誌などの取材も多い人気の温泉宿です。

トミーズさん司会の毎日放送せやねん!の取材で、2022年M1グランプリ準優勝の「さや香」さんがロケに訪れています。

奈良テレビの「ならフライデー9」の取材では、ミスターM1こと笑い飯の哲夫さんも来店していたり。(仏教に精通している哲夫さんの般若信教の書籍は、面白くわかりやすいのでかなりオススメ!)

その他、吉本新喜劇の女性芸人のエース酒井藍さんも来店するなど、関西ではかなり有名な温泉宿です。

山鳩湯の入口に向かう階段

山鳩湯の部屋

鍵のかけ方をレクチャー

受付には優しそうな高齢の御夫婦が。お世話になります♪

受付を済ませ、部屋へ案内されます。山鳩湯の女将さんにまず説明を受けたのが「部屋の鍵のかけ方」でした。山鳩湯の建物自体は決して新しくはないので、入口の鍵ももちろん年季が入っています。

鍵のかけ方に、なんか微妙なコツがあるみたいなので、こういう説明を聞くのもまた楽しい。(たしかに最初、鍵のかけ方にてこずりますが、何回か開け閉めしてるうちにコツを覚えます) 

いい感じの和室

鍵のかけ方を教わり、部屋へ入ります。今回泊まった部屋は食堂から1番近い2号室で6畳の和室です。落ち着いた感じがいいね♪

山鳩湯の部屋

お着き菓子は山鳩湯の刻印入りのせんべいです。

山鳩湯のお着き菓子

ん?封が開いてて・・・1枚ないぞ(笑)

まあご愛敬でしょう。なんだか癒されてきます。
 
山鳩湯の部屋内

2つのポットにはそれぞれお湯と冷水が用意されています。風呂上がりの冷水が楽しみになります。冷蔵庫はありませんでした。

山鳩湯のアメニティ

アメニティは歯ブラシ、T字カミソリ、フェイスタオル、バスタオル、可愛いきんちゃく袋と一緒に用意されていました。

山鳩湯のタオル

タオルが黄色なのは、温泉で変色が目立たないような理由からでしょうか。

部屋にトイレはありませんが、部屋の隣が共同トイレなので心配ご無用です。トイレは掃除も行き届いていてかなり綺麗でした。こういうところって凄く重要なポイントだと思いますね。

窓からの風景が最高

この部屋の1番のポイントとしては「窓からの風景」でしょう。

山鳩湯からの風景

空と樹木が額縁の中の絵のように見えてきます。

夕方の山鳩湯

夕暮れの空の色は本当に綺麗で、あえて部屋の電気を消して、茜色に染まりかける風景を楽しみながらビール。好きなロケーションです! 

ボリュームたっぷりな料理

夕食は18:00から食堂でいただきます。山鳩湯さんは食事の時間指定はなく18:00のみです。

山鳩湯の食堂

食堂の壁にはあちこちに有名人のサインが飾ってあり、山鳩湯が人気店だというのが分かりますね。テーブル席と座敷があり、今回は座敷に通されました。

山鳩湯の晩御飯

用意されたメニューを見て、早速瓶ビールを頼んでしまいました。これぞ山食というビジュアルの料理が並んでいます。 たまらん~

自家製味噌乗せ冷奴

まずは冷奴から。豆腐の上に山椒味噌がのっていて美味しい。山椒味噌は自家製だそうで味も抜群でした。

鴨ロース

鴨ロースは味付けも丁度よく、カラシを少し乗せて食べるとさらに美味しい。

椎茸の茎炒め

個人的に気に入ったのが椎茸の茎を細切りにして炒めた料理で、ゴマ油でサッと炒めてるのかな?食感も良く、味付けも良かったから、これは自分も真似したい料理だと思いました。

山菜の盛り合わせやワカサギの南蛮もお酒が進みます。

山鳩湯の鴨鍋

そしてメインの鴨鍋です。鴨鍋の量がなかなかボリューミー。自家製味噌をベースにした甘めの味付けで、白菜やネギ、えのきだけなどの他、筍が入っていました。

筍が入っている鍋は初めて食べましたが、ホクホクして非常に美味しい。これも家で真似したい。 

鮎の塩焼き

さらにプリプリな鮎の塩焼きが最後に運ばれてきました。鴨鍋だけで食べ応えがあってかなり満足していたので、まさか鮎が出て来るとは思いませんでした。

またこの鮎の塩焼きが最高!別腹なのか一気に食べてしまいました。

おなか一杯になりすぎて、鍋の締めのうどんorおじやはパスしておきました。

抹茶アイス

さらに食後のデザートで抹茶アイス。 これで宿泊代が12000円だなんて信じられないですよ。美味しかった!ごちそうさまでした!

山鳩湯といえば風呂でしょう

それでは山鳩湯名物の温泉に入りましょう!浴室は受付の近くにある階段を下に降りていきます。

山鳩湯の休憩所

階段を下りて下のフロアが広々とした休憩所になっていて、さらに下へ降りていきます。途中にこれまた味のある貴重品ロッカーがありました。

脱衣場の中にもロッカーが設置されています。なんとなくイメージでは棚に籠が並んでいるパターンかなと思っていたので少し意外でした。

山鳩湯の脱衣所

日帰り入浴でも人気の宿なので、盗難など気にせず安心して入浴できるようにと、山鳩湯さんの心配りなのでしょうか。

洗面スペースは2か所で、ドライヤーも1つあります。

山鳩湯の内湯

まずは内湯です。結構広めの浴槽で、お湯の色は茶褐色。浴槽の周りには温泉の堆積物が付着していていい感じです。

山鳩湯の内湯

泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、時間が経つと無色透明から黄金色に変化します。 

毎分500リットルもの量で自噴する温泉は、加水なしの源泉かけ流しだから贅沢ですね。

内湯の湯口

トタンで覆われた湯口からお湯がドバドバ送られてきます。

内湯からの洗い場

洗い場は3か所で、リンスインシャンプーとボディソープが用意されています。

昼間に日帰り入浴も入りましたが、3か所の洗い場は常に人が使用している状態でした。おそらく土日の日帰り入浴はかなり混雑するだろうと思いますね。その際は湯舟に浸かりながら、洗い場が空くのを待ちましょう。 

山鳩湯の露天風呂

山鳩湯の露天風呂

山鳩湯は温泉のビジュアルが素晴らしい! 露天風呂は6人ぐらいは入れる大きさで、湯口からは内湯からのお湯が流れてきます。湯口の堆積感もいいですね!

露天風呂の湯口

昼の日帰りでは人がたくさんいたので、湯口からバフバフとお湯が流れてきていました。夜は誰もいないので、静かにお湯が流れてきます。

浴槽の縁の段差が芸術的です。

山鳩湯の露天風呂の縁

露天風呂の方はかなりぬるいですが、ぬるい分じっくり長く浸かれるます。泉温が39度なんで仕方ないです。

熱い湯が好みの自分にとっては少し物足りない感じはしました。と言いながらも、誰も宿泊客が入ってこなかったので、なんだかんだ50分ほど山鳩湯の温泉を貸し切り状態で楽しんじゃいました。

お風呂の利用時間は21:00までで、朝は7:00から入れます。個人的にはもう少し温泉を楽しめる時間の幅があると嬉しいかな。 

部屋の音が聞こえるのは仕方ないよ

そういや隣の部屋のお爺さん3人衆は、22時30分の段階でも大声で盛り上がってたな。同窓会だろうか。こんな感じで、隣の声は良く聞こえる造りになっています。

でもそこまでイライラしなかったのは、口調が柔らかい感じの穏やかな関西弁だったからかな?これが関東弁だと思うと・・・

朝ごはんも最高

山鳩湯の朝食です。1日のスタートにもってこいのオカズたち。

山鳩湯の朝食

山鳩湯の煮物の味付けが濃すぎず本当に優しい味付けで美味しい。これが関西の味付けなのか、薄味だが味に深みを感じます。

こんにゃく、筍、ごぼうが良かった。切り干し大根もいい味付け。出汁が効いてるんだな。

山鳩湯の釜炊きご飯

ご飯は釜炊きで、ほんのり黄色っぽかったから、もしかすると温泉を浸かってるのかな?おこげも美味しかった~ 

山鳩湯の温泉粥

祐太のご飯は温泉粥にしてもらいました。胃腸に優しく、塩加減も丁度よかった。

食後のコーヒーで大満足。 朝からおなか一杯です。ごちそうさまでした!

山鳩湯のコスパは最強でした

朝食後もゆったりと温泉に浸かり大満足。もう最高すぎる~

山鳩湯の内湯(女湯)

山鳩湯は圧倒的な低料金で、温泉も料理も大満足できる最高の宿でした。

大台ヶ原や大峰山などの登山の拠点にしてもいいと思います。

遠くから山鳩湯を眺める

山鳩湯は日帰り温泉もいいけど、ゆったりと温泉を味わうなら絶対に宿泊がオススメです。また来ます~(^^♪

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