群馬百名山の鳴神山へ行ってきました。
鳴神山は桐生岳と仁田山岳の双耳峰で、標高は980mだけど見どころ満載の素敵な山でした。
鳴神山
鳴神山コースタイム
鳴神山 標高980m 日帰り2時間40分
鳴神山登山口(1:30)⇒鳴神山(1:10)⇒鳴神山登山口
県道343号線を北上し、樹徳高校大滝山荘の近くにある駐車場に車を停めます。ここが今回登る鳴神山の大滝登山口で、立派な鳥居が目印ですね。
登山道入口には、桐生市で起こった山火事の新聞記事が貼られていました。山での火の取り扱いは十分に注意しましょう。
今回はおろしたての登山靴なのでテンションも上がります。
そういや鳴神山の登山道では、バランスよく立つ石をよく見かけた。これがまた絶妙なバランスなのよね。細工でもあるのか触って確かめたかったけど、なんとなくやめました。
大滝(不動滝)
登山口から10分ほどで「大滝」に到着。
苔むした祠がいい感じです。滝つぼの水も澄んでて綺麗。
大滝の別名「不動滝」の由来でしょうか。不動明王像の石仏もあります。
大滝から1時間ほど歩くと水場があります。岸壁には少しわかりづらいけど可愛い石仏が祀られていましたよ。
カッコソウ
水場からの登りは新道と旧道を選択できます。
登っていく途中に以前は群生していたのか、「カッコソウ群落の復活を願って」という有志一同の看板がありました。
カッコソウは鳴神山系だけに生育してる花で、国内希少野生動植物種に指定されてるんだって。いつか群生した光景を見てみたいね!
カッコソウの開花時期は5月で、カッコウソウの他にもヒイラギソウやヒメイワカガミが楽しめるそう。やっぱり山は花の季節がいいよね。
肩の広場
肩の広場に到着。可愛い木箱の中には登山者のメッセージノートがあり、みんなが鳴神山への思いをノートに書き綴っています。
肩の広場の近くには、2017年7月に完成した「なるかみ小舎」という、雷神山を愛する会の方々が造った避難小屋があります。可愛い小屋だよね~♪
鳴神山と雷神山・・・読み方は「なるかみやま」で一緒だそうなんだけど、使い分け方は不明。いずれにせよ非常にいいネーミングだと思うんだ。
その先には雷神岳神社への参道が。二体の狛犬が祀られていますが、鳴神山の狛犬は狼型の狛犬ですね。
埼玉県に多い狼型狛犬は、江戸時代のブームなんだそう。農作物をイノシシなどの害獣から守る受護身的な存在が狼なんです。
鳥居の横には綺麗なお顔の石仏が。誰がモデルなんだろう。いい表情だ。
ここから鳴神山の山頂まではちょい急坂。補助用のロープがあるので、うまく活用して山頂を目指そう。
桐生岳
鳴神山双耳峰のひとつ、桐生岳に到着。山頂からは周囲の展望が抜群!
狭い山頂には小さな祠が複数あり、ベンチも数基あります。
とにかく360度のパノラマ展望が素晴らしい。浅間山・日光白根山・妙義山・八ヶ岳・袈裟丸山などが楽しめる最高の眺め。知らない所ってまだまだたくさんあるんだな~
桐生岳の山頂でバームクーヘンを食べましたが、ちょうどいい量で満足。青柳という店の商品で、「赤城」というカットされたノーマルバームクーヘン。
もうひとつが「妙義」で、これは味噌味のバームクーヘン。ちょっと気になるな~
仁田山岳
桐生岳から少し行ったところには、鳴神山双耳峰のもうひとつ「仁田山岳」の山頂。
こちらは展望なく少し寂しい。でも桐生岳が人でいっぱいの時、仁田山岳で休憩するといいね。手作りベンチもあるし、ゆったりと休めます。
仁田山岳の山頂からすぐの所に赤い鳥居と祠がありました。山頂から回り込んだところに祀られています。
意外とわかりづらいところにあるので、見逃さずに参拝しましょう。ここは「鳴神山神社」という表記。
鳴神山は愛にあふれていた
鳴神山はいろんな石仏があって楽しい。ニホンオオカミの狛犬も可愛いし。
あとは鳴神山の360度パノラマ展望ですね。昼過ぎに行ったので霞がかってハッキリは見えませんでしたが、解放感はかなりあります。
朝方とかの展望は最高だろうと思うよ(^^♪