東武竹沢駅から官ノ倉山を登り小川町駅に向かう登山コースです。官ノ倉山は低山ですが決して侮れない、魅力たっぷりのコースでした!
官ノ倉山
官ノ倉山を目指し出発!
官ノ倉山(かんのくらやま)は、 埼玉県小川町と秩父郡東秩父村の境に位置する標高344mの山です。
東武東上線の東武竹沢駅で下車。八高線の下をくぐり飯能寄居線を越えしばらく道なりに進みます。三光神社を左に折れ、天王池より官ノ倉山の登山口となります。
東武竹沢駅で降り、官ノ倉山ハイキングの標識が分かりやすく設置されているので、指示通りに歩きます。のどかな山里って感じで、歩いてて癒されます。
この石仏が珍しくて、ぐるっと360度に彫られていました。上のポッチを押すとクルクル周り出したりしたら可愛いですけどね~(コラ)
六地蔵の石仏を拝んだ後、官ノ倉山の登山道へ向かいます。道中、おじいさんと柴犬が散歩している姿に癒されました。行ってくるね!
三光神社
三光神社に着きました。元々は妙見社と呼ばれていた三光神社。ちなみに妙見社とは、
妙見菩薩の略。北極星を神格化したものと言われ、国土を守護し、災厄を除き、福寿を増益するという菩薩。引用元:コトバンク
明治維新の神仏分離により、日・月・星を祀った三光神社と改称されたそうです。境内には御神木の立派な大スギがありました。幹にミツバチの巣があるらしいんで注意して!(注意看板あり)
妙見様は三姉妹
東秩父村の安戸に鎮座する身方神社も、三光神社と同じように以前は妙見社と称されていました。
その身方神社で伝われているのが、「妙見様は三姉妹で、長女が三光神社、次女が身方神社、三女が秩父神社」という話。なんだかロマンを感じますね。そのうち妙見三姉妹巡礼の旅をしてみようと思います。
官ノ倉山の登山口へ導く猫
天王池に行く途中に猫と出会い、その猫に導かれるように進んでいきます。こっちが止まると猫も止まるので、たまらなく癒されます。
どこにつれていくつもり?官ノ倉山の登山口に連れて行ってくれるの?もう可愛すぎたので、猫の後を追って歩いて行きました。
猫は私たちを天王池まで導いてくれました。天王池は官ノ倉山の登山口です。
ありがとう、猫よ。もしやこの猫は、官ノ倉山の使いだったのか?
天王池から官ノ倉山へ
猫様に感謝を述べ、天王池のほとりから本格的に官ノ倉山登山の開始です。
天王池には官ノ倉山へ登る登山者なのか、車が1台止まっていました。基本的に天王池には駐車場が無いので、官ノ倉山を登山する際は気を付けて。
天王池から30分ぐらい登山道を登っていくと、官ノ倉山の山頂に着きます。
官ノ倉山からの眺めは文句なし!標高344mでこの展望はかなりお得です!
官ノ倉山にベンチは2つ。混んでる時は、山頂から少し進んだところに浅間神社という小さな祠があるので、そこで休憩もありです。
浅間神社もベンチがあって眺めもなかなか良し。
石尊山
官ノ倉山から10分程で、さらに眺めの良い石尊山の山頂に着きます。
官ノ倉山より石尊山の方が眺め良いかも。祠もあっていい感じの雰囲気です。
北向不動
石尊山を下り沢沿いを行くと北向不動があります。階段が滑りやすいので気を付けて登ってね。
結構急な階段の上には不動明王が祀られています。この地が信仰の拠り所だったことが伺えますね。
穴八幡古墳
北向不動から笠原の分岐に出て、長福寺から八幡神社へ向かいます。八幡神社の近くにあるのが、埼玉県指定史跡の穴八幡古墳。
古墳の周りは堀が二重になっています。この周辺では採れない玉石が石室に敷いてあったり、東海地方で作られた壺が見つかったり。誰のための古墳かもわかっていない謎多き古墳です。
官ノ倉山を歩いてみた感想
小川町駅に向かう途中には仙覚律師遺跡や、
仕込み水を試飲出来る晴雲酒造があったり、登山はもちろんのこと、観光スポットも充実しています。
官ノ倉山と石尊山を歩くコースはかなりオススメです。楽しいコースを見つけました。また来ます!