白山
白山 1泊2日
1日目 7時間10分
大白川温泉(2:30)⇒大倉山避難小屋(1:40)⇒室堂センター(0:40)⇒御前峰(0:30)⇒千蛇ヶ池(0:40)⇒室堂センター(1:10)⇒南竜山荘
2日目 4時間40分
南竜山荘(2:00)⇒大倉分岐(1:00)⇒大倉山避難小屋(1:40)⇒大白川温泉
1日目 7時間10分
大白川温泉(2:30)⇒大倉山避難小屋(1:40)⇒室堂センター(0:40)⇒御前峰(0:30)⇒千蛇ヶ池(0:40)⇒室堂センター(1:10)⇒南竜山荘
2日目 4時間40分
南竜山荘(2:00)⇒大倉分岐(1:00)⇒大倉山避難小屋(1:40)⇒大白川温泉
白山は日本で最も西側の高山で、ミヤマクロユリやハクサンコザクラやハイマツ、ベニヒカゲやオコジョなど多くの動植物の分布の西限となり、「ハクサン」と名のつく植物が別名合わせて30種類ほどある。
クモマニガナは花弁が11枚ぐらいの花なので、判別が難しい時は花びらを数えよう。花言葉は不明だ。ただしニガナの花言葉は「質素」や「明るい笑顔の下に悲しみ」。
タカネナデシコ
タカネナデシコは花弁が細かく裂け、糸状になり、ふわふわな可愛い見た目の花。
高さ20〜30cmの多年草で、花の径は4cm前後。花言葉は「純愛・無邪気」
ハクサンボウフウ
アサギマダラ
アサギマダラは秋になると北から南へ1000㎞以上移動し、「旅する蝶」とも呼ばれる。幼虫時に毒素の含まれる食草を食べることにより、成虫になると体が毒化し天敵から身を守っている。鬼滅の刃の「胡蝶しのぶ」に関わる蝶のモデルがアサギマダラらしいよ。
室堂平
室堂センターはベンチもたくさんあり、絶好の休憩スポット。白山比咩(しらやまひめ)神社は、全国にある白山神社の総本山だ。
室堂平周辺は、花のシーズンにはハクサンコザクラ・ハクサンフウロ・ハクサンボウフウ・イブキトラノオ・ミヤマキンバイ・ヨツバシオガマなどの花々が山を彩るよ。
クルマユリ
イワツメクサ
御前峰
白山は御前峰(2702m)、大汝峰(2684m)、剣ヶ峰(2677m)の3山の総称。御前峰の山頂には白山比咩神社の奥宮がある。 この日は曇っていて見えなかったが、晴れていれば日本海から北アルプスなどの大パノラマが楽しめる。大汝峰と剣ヶ峰の眺望を楽しんで、千蛇ヶ池へ向かい歩きだす。
千蛇ヶ池付近もお花畑ポイントで、ハクサンシャクナゲ・チングルマ・コイワカガミ・クロユリなどが咲く。
チングルマ
高山植物と言えばチングルマだ。安定の可憐さに癒される。花言葉は「可憐」。園芸店にチングルマが売られていて購入したことがあった。やはりベランダでは高山のようにのびのびとは育たなかったが、可愛い姿に毎日楽しませてもらった。
コイワカガミ
チングルマと混生しているのはコイワカガミだ。コイワカガミの花言葉は「忠実」。北海道から中部地方に咲く高山植物。イワカガミより小ぶりで、イワカガミが下向きに咲くのに対しコイワカガミは横向きに咲くのが特徴。
イワギキョウ
ハクサンシャクナゲ
ミヤマクロユリ
ミヤマダイコンソウ
黄色系の花も見分けが難しく、シナノキンバイやミヤマキンポウゲやミヤマダイコンソウなど素人にはさっぱりわからない。ただ可愛いのは間違いない。ミヤマダイコンソウは葉が円形で縁が粗目のギザギザがあるということなので、たぶんミヤマダイコンソウだろう。「前途洋々」や「将来有望」という花言葉を持っている。
ハクサンコザクラ
鮮やかな紅紫色なイメージのハクサンコザクラだが、少し薄い色の花も優し気でいい感じ。花言葉は「セレナーデ」。セレナーデはラテン語で「穏やかに」という意味だ。音楽用語としては「夕べに恋人の家の窓下で歌われる愛の歌」という意味になる。
南竜山荘
花を楽しみながら室堂センターに戻り、トンビ岩コースを下って南竜山荘へ。ずっとガスがかかって周囲が見えなかったが、南竜山荘に到着する直前にガスが晴れ視界が開けた。
南竜山荘にもお花畑があり、ハクサンコザクラ・ミヤマキンポウゲ・ニッコウキスゲ・アオノツガザクラ・チングルマが咲き乱れるとのこと。
白山開山1300年記念として可愛いバッジをもらう。テント場の登山者もみんな穏やかで、ゆったりとした時間が流れていく。いいテント場だった。
帰りは展望歩道を登っていく。天気が良ければ名前通り眺望が最高の道なんだろうが、 あいにく天気は曇りだった。
カライトソウ
イブキトラノオ
ハクサンフウロ
キヌガサソウ
今回の白山で高山植物の素晴らしさを学び、遠くて躊躇していた場所へも積極的に動く行動力を教えられた。白山は花の季節にまた行ってみたいと素直に思える。