蝶ヶ岳から常念岳をテント泊で周回してきました。蝶ヶ岳は何度か行っていますが、常念岳は初なので楽しみだ~♪
1日目蝶ヶ岳
1日目コースタイム total 5時間
三股駐車場(2:20)⇒まめうち平(2:40)⇒蝶ヶ岳ヒュッテ
三股の駐車場から歩いて20分、三股に到着。ここが蝶ヶ岳と常念岳の登山口で、標高は1350mの所にあります。
「山にベテランはいない」という注意喚起の貼り紙などを見ると、気持ちが引き締まりますね。油断大敵。「山岳保険に入りましょう」というポスターもあり、こういうのちゃんと入らないとな、と今更ながら考えます。
さあ、登山計画書をポストに入れて、まずは蝶ヶ岳へ出発!
常念岳の分岐を越え吊橋を渡り、三股から歩いて30分ほどで、蝶ヶ岳の有名スポット「ゴジラの木」に到着。
ゴジラを抜けると視界が開け、常念岳が見えてきました。
標高1900mのまめうち平で軽く休憩。いい感じのベンチも何基かありました。
まめうち平からは基本的に展望のない登りを延々と歩いて、標高2140mの蝶沢でひと休み。手作りの看板がいい感じ!
まだ雪渓も残っている箇所があり、慎重に歩いて行きます。
蝶ヶ岳に到着
だんだん視界も開け北アルプスの風景が見えてくれば、もう疲れは吹き飛びます。一気に登り、目の前に穂高連峰と槍!
14時30分、蝶ヶ岳ヒュッテのテント場に到着です。到着時、テント場には5張のテントが張られていて、みんなソロの方たちでした。
広いテント場なんで、今夜はゆったりのんびり蝶ヶ岳からの眺めをを楽しめそうです。
蝶ヶ岳ヒュッテでテントの受付を済ませ、テントを設営。テント泊の料金は1人1泊700円で、小屋泊は1泊2食で1人9500円。カーテンの仕切りもあって、なかなかよさげな小屋だったから、今度泊まってみたいなと思います。
穂高と槍を見ながらコーヒータイム。ミヤマキンポウゲも可愛く咲いているよ。
疲れたのでちょっと昼寝・・・
気持ち良くて結構寝ちゃいました。
気づいたらガスがかかって、辺りは真っ白に。
そんな感じで1日目は終了。明日は天気もいいらしいから期待しましょう。
2日目常念岳
2日目常念岳 total 11時間50分
蝶ヶ岳(1:00)⇒蝶槍(1:10)⇒2592mピーク(2:20)⇒常念岳(1:00)⇒前常念岳(1:30)⇒急登手前(2:50)⇒三股駐車場
蝶ヶ岳ヒュッテから常念岳へ
4時起床。蝶ヶ岳は予報通りの空でテンション上がってきます。温かいコーヒーを飲みながら、北アルプスの朝を堪能。
槍ヶ岳と、今日歩く常念岳も姿を現します。
太陽に照らされ、ピンクがかった穂高や槍が画になります。蝶ヶ岳からの風景は本当に素晴らしい。
朝食を済ませ、6時に蝶ヶ岳ヒュッテを出発。
避雷針の近くにある方位盤を越え、目指すは常念岳。空気が澄んでて気持ちいい!静かな朝の北アルプスを歩きます。ダイナミックな風景に感動。
平坦な大きい広場にある蝶ヶ岳三角点を越え、岩峰の蝶槍へ。「TOP」の文字がいいね。
途中に雪の残る道を歩き、祐太が雪を踏み抜いてはしゃいでいる。雪解けの季節だから、気を付けて歩きなさい。
展望の良い2592mピークで中休憩。
そしてついに常念岳が目の前に!最後は岩や砂礫の登りを進みますよ。
疲れてはいるけど・・・振り返るとこれまた絶景だ!
でもまずは常念岳の急坂を登らなくては。ラストスパートです!
常念岳の山頂
ついに常念岳に到着!祠がある山頂は狭いから、少し下に下りればどこも特等席になるので安心。最高の景色!
常念岳からは槍ヶ岳が近くに見え、大天井岳や燕岳の稜線がまた最高なんです。歩きたくなる稜線で、いつか必ず行ってみたいな。
北アルプスの絶景を堪能し、名残惜しみながら常念岳を後にします。山頂からすぐの所に三股への分岐があります。ああ、もう下りるのか~
迫力の雪渓を右に見ながら前常念岳を目指し歩いていきます。岩々な道なので、膝に注意してね。
前常念岳に到着。赤い屋根の石室のような避難小屋があります。
前常念岳から一気に三股へ下っていきます。常念岳から三股の間は水場が無いので、夏場は水分の確保と調整をしっかり。
蝶ヶ岳と常念岳は最高のルート
今回の蝶ヶ岳&常念岳のテント泊は、天気も良くケガもなく最高の時間を過ごせました。
次回は常念岳から大天井岳の稜線歩きもいいな。何度来ても飽きない北アルプスでした~(^^♪