【京都】法界寺の阿弥陀如来と禅定寺の十一面観音を巡る【たまき亭】

2025/01/04

京都

法界寺の境内

法界寺

法界寺~真言宗別格本山~
伏見区日野西大道町19
0755-71-0024
拝観時間 9:00~16:00
拝観料 500円
駐車場 あり(無料)

法界寺の総門

藤原時代に建立された阿弥陀堂と阿弥陀如来坐像は国宝。平等院鳳凰堂の阿弥陀如来に最も近いらしい。定朝様式の阿弥陀如来は蓮華座の上に飛天後背を背に座っている。後背の天女も細かい描写で、四天柱の曼陀羅彩色も残っていて、見続けていくとどんどんハッキリ見えてくるよう。阿弥陀如来さんの周りをグルッと周回できるので、様々な角度から拝むことが出来る。堂内は藤原時代から時が止まったような錯覚を覚える最高の空間だ。

法界寺の国宝阿弥陀堂

「日野のお薬師さん」と呼ばれ地元で愛される薬師如来像は秘仏。十二神将は非公開。 朝いちで伺い、優しそうな住職さんに堂内の説明を聞かせてもらった。東寺などたくさん仏像があるのも圧倒されて凄いが、法界寺のような阿弥陀如来坐像一体だけみたいな構図も印象に残る。それだけここの仏像と堂内の雰囲気が素晴らしいということなんだろう。また来たい寺だ。

法界寺の阿弥陀如来坐像

禅定寺

禅定寺~曹洞宗~
綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字庄地100
0774-88-4450
拝観時間 9:00~16:00
拝観料 500円
駐車場 あり(無料)

禅定寺に向かう女

元は天台宗で、禅宗の曹洞宗に変わった。駐車場の脇の宝物殿には、本尊の十一面観音立像(286m)で重文。昔は国宝だったそうだ。脇侍には藤原時代の日光・月光菩薩立像、それぞれ203m、208m。立派な四天王像や、美しい表情の延命半跏地蔵菩薩像、入口左手前には大威徳明王と文殊菩薩。大威徳明王は本来牛にまたがっているが、禅定寺の大威徳明王は白象にまたがっていた。
 
禅定寺の宝物殿

南山城六山巡りのひとつに入る寺で、 
・蟹満寺(布施波羅蜜)…物でも心でも惜しまない 
・神童寺(持戒波羅蜜)…仏様の戒めを良く守る 
・観音寺(忍辱波羅蜜)…辱めや苦労を忍ぶ 
・寿宝寺(精進波羅蜜)…思い切り力を出し尽くす 
・禅定寺(禅定波羅蜜)…心落ち着け身を正す(座禅) 
・一休寺(智慧波羅蜜)…命の尊厳と真理に目覚める 
この6つの寺を巡ることで、釈迦の教え六波羅蜜を実行することになるという。 

たまき亭

たまき亭の店内

「たまき亭」というパン屋は開店から行列のできる人気店。寺巡りにはパンが行動食として最適だ。

たまき亭のクニャーネ

たまき亭の人気商品はクニャーネというデニッシュ生地のパン。購入直前にカスタードクリームを詰めてくれる。美味しかった!

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