【日帰り】アルプスの展望を楽しめる鉢盛山で登山【朝日村】

2022/12/11

長野 登山


鉢盛山へ行ってきました。鉢盛山登山は入山申請が必要で、ゲートの鍵をもらって登山道へ向かいます。

鉢盛山は入山申請が必要

鉢盛山コースタイム

鉢盛山 4時間5分

岳沢入尾根登山口(1:30)⇒村界尾根分岐(1:00)⇒鉢盛山(0:35)⇒村界尾根分岐(1:00)

朝日村観光協会で鍵ゲット

鉢盛山の登山は、まず朝日村観光協会に入山ゲートを通行する許可をもらわなければいけない。1週間前までに申請し、ゲートを開けるカギを登山当日に受け取る。受け取り方は朝日村観光協会に確認。

塩尻インターで下り、日本アルプスサラダ街道を西へ車を走らせる。めちゃくちゃ可愛いネーミングの道路に癒されます。正面に鉢盛山らしき大きな山が現れてきて胸が高鳴る!

村立朝日村図書館

村立朝日村図書館に到着!指定された場所からゲートのカギを入手し、鉢盛山林道のゲートへ向かいます。

ゲートの鍵を自分で開けて林道の先に進むなんて、初めての体験だからワクワクしてくる。逆に鍵をなくしたら大変だと思うと、緊張感も芽生えてきます。

入山許可を申請し鉢盛山の登山をするという、いつもとは違う手続きを踏んでいるからなのか、下手な真似はできないという山と真摯に向き合う気持ちや、責任感も湧き上がってくる。

まあ、いつも通りの行動をしていれば間違いはないんだろうけど、なんとなく今回は特別感がありました。

さあ、施錠されたゲートの前に到着!鍵開けるぞ~

するとすでに2台の車がゲートの先に停車していまして、ちょうどゲートを締めようとしているところでした。開けたかったな~

先にいた登山者からゲートの鍵を受け取り、自分の車をゲートの先へ通過させます。

ここからは選ばれたものしか車で進めない領域。ゲートの鍵は大きめの南京錠でした!ゲートを締めて鍵をかけようとした時・・・後続の車がやってきたので南京錠を渡し鉢盛山林道を進み出します。閉めたかったな~

結局ゲートの鍵を開けるのも閉めるのも、別な登山者にやってもらう形になってしまいました。なんとなくゲート通過の醍醐味が半減したような、少しだけ残念な気持ちになりました。

鉢盛山林道は大雨の影響なのか、道が抉れている箇所が多くかなり荒れていました。減速しながら谷側の崩壊に注意しながら進むため、結構運転が疲れた。車で40分ほど走ると登山口の駐車場が見えてきました。

岳沢入尾根登山口の駐車場

標高1760mの岳沢入尾根登山口の駐車場に到着。車は10台ほどのスペースがロープで区切られていて、この日は8台停まっていました。

岳沢入尾根登山口から鉢盛山を目指す!

9:50新登山口から出発、天気は晴れ。歩きやすい登山道で、しばらく上りが続く。途中で美ヶ原から八ヶ岳の展望が良い場所あり。

持参した地図上に記載されていた岳沢泉という水場は、枯れていたのか確認することはできませんでした。2008年の山と高原地図だから、だいぶ山の状況も変わってきているだろう。山の情報は常にアップデートしていかなければならないと肝に銘じた。

南アルプスの眺望

新登山口から1時間ほど登ると、村界尾根の分岐に到着。小さい丸太のベンチがあり、眺めは最高。美ヶ原・霧ヶ峰・八ヶ岳・南アルプスの眺めが素晴らしい。南アは甲斐駒ヶ岳から聖岳までの主要な山が絶妙な角度で見えていました。

ここでお父さん二人組に会ったが、2人とも80歳だそう。我々はのんびり歩いて行く、と話していたが、その歩行スピードはかなり若い。山で出会う先輩たちは本当に若いとつくづく思う。

展望スポットで持参したサンドイッチを頬張った。最近ハマっている生ハムとバターのみのバケット。パンが美味しいと具はシンプルで十分。バケットは八王子のチクテベーカリー。美味しいんだよな~

展望の良い村界尾根の分岐で休憩を取り、鉢盛山山頂を目指します。山頂への道標に「ガンバッテ」の台詞がカタカナで書いてありほっこりする。

権現の庭から鉢盛山の頂上へ

権現の庭

鉢盛坂新道を進む。湿原跡のような場所に出たが、ここが権現の庭という場所だ。さらに進むと、味のある外観の鉢盛山避難小屋が見えてくる。祐太は東北にありそうな避難小屋だとつぶやいていた。

鉢盛山避難小屋

避難小屋内には、芝刈り機など登山道整備のための道具が置かれていた。鉢盛山避難小屋を越えると鉢盛山の山頂に着く。

鉢盛山の山頂に到着!

鉢盛山の山頂は特に展望はなく、方位盤と祠が祀られている落ち着いた空間。

鉢盛山の山頂

気軽に登ってきた鉢盛山だが、何気に2446mも標高があります。現在は1m標高が高くなって2447mだそう。昔はこの鉢盛山山頂で雨乞いが行われていたぐらい、朝日村の人々の暮らしを守る大事な山でした。

先ほど会ったお父さんが北側の道から山頂に戻ってきて、「少し雲が出てきたから、早く見ないと槍が隠れちゃうよ」と。お父さんたちにお礼を言い、鉢盛山頂からさらに北側の道を展望スポットへ進みます。

鉢盛山のマイクロウェーブ反射板

鉢盛山の山頂から少し歩いたところに、マイクロウェーブ反射板があり、その先には雄大な北アルプスの展望が広がっていました。雲が多少出てきて、槍は見えているが穂高が微妙な雰囲気になっていた。

鉢盛山北側からの北アルプスの眺め

ただその雲もアクセントになっていい感じ。西側には乗鞍も良く見えました。

誰もいない絶景ポイントでチェアリングを楽しむ。コーヒーを飲みながら北アルプスの大展望を味わう。最高の贅沢!

少しして団体さんがやってきたので、場所を譲りそろそろ下山します。

村界尾根は非常に歩きやすい登山道。行きに休憩した絶景ポイントで八ヶ岳や南アルプスを再度目に焼き付けて、岳沢入尾根登山口を目指しあとは下るだけ。

岳沢入尾根登山口への下り

駐車場に戻り、鉢盛山林道を走ります。

ゲート前に到着。鎖がかかったゲートに興奮!閉まってる!

閉鎖されたゲートのの鍵を開け、車を通過させる。

ゲートの鍵を祐太が締めようとするが、なんだか苦戦していたので代わって鍵を閉めたらあっさりと鍵がかかった。絶妙な角度があったんだろうな。

鉢盛山林道ゲートの鍵を閉める女

村立朝日村図書館に戻り鍵を返却。登山道整備協力金を払い、朝日村の鉢盛山登山を終えました。

鉢盛山はいい山でした!。水場が無かったので、夏に限らず鉢盛山登山で水の用意は忘れずに(^^♪

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