小浜の仏像巡りの記録。小浜はのんびりしてて最高だった。また来たい。
小浜八ヶ寺巡りのHP⇒https://www.obama-8-temples.jp/
小浜八ヶ寺巡り
羽賀寺
圓照寺
体格がよく口の滑らかな住職から説明を聞く。座っていいと勧められるが立ったままで拝観。住職は座りながら説明。帰り際にランチのオススメを聞く。左から不動明王、丈六の大日如来、千手観世音菩薩の順で配置。大日如来と不動明王は国指定重要文化財。千手観音立像は三面六臂の異形だが、元は十一面の四十二臂だったそう。破損した像をアレンジしたのだろうか。山名は「地久山」、寺の池にはモリアオガエルが生息。
妙楽寺
明通寺
立派な鎌倉中期の本堂と三重塔は、福井県で唯一の国宝建造物。渋めの髪を結んだ住職さんが落ち着いた感じで仏像の説明をしてくれる。好きなタイプの穏やかな住職で、声が心地よい。ガツガツ来ない自然な感じがいい。薬師如来の左に深沙大将、右に降三世明王、手前に十二神将という布陣。深沙大将の頭には髑髏、左手には蛇、腹部には童子の顔が可愛く浮かぶ。三体とも重文。本尊薬師如来は座高1.34m、降三世明王立像は2.5m、深沙大将立像は2.54mと見応えがある。坂上田村麻呂が戦い相手の供養のために建立した寺で、敵軍のアテルイは有名。
神宮寺
受付不在で拝観料を料金箱に納め拝観。境内は狭いが庭もこじんまりとまとまっていて綺麗な印象。神仏混淆寺院で、本堂内に神様と仏様を祀っている。内陣には入れず拝観。薄暗い中に本尊の薬師如来、男神(若狭彦)と女神(若狭姫)や十二神将が祀られている。お水送りが行われる寺。
●若狭彦神社(上社)
本殿の屋根修繕のため、御祭神は若狭姫神社へ移動。
●若狭姫神社(下社)
御祭神の彦火火出見尊と豊玉姫命は夫婦で、海上安全・安産・育児などの御神徳があるという。
●鵜の瀬(お水送り)
お水送りは毎年3月2日に行われる神事。東大寺二月堂が建立された際に、全国各地の神々が招かれた「修二会」に、若狭の遠敷明神が漁に夢中になって遅刻する。遠敷明神がこの修二会に感動し、閼伽水を若狭から送る約束をしそれから約1300年続いている。神宮寺の「閼伽水」で汲んだ水を清め、鵜の瀬から奈良の東大寺へ送っている。
萬徳寺
優しそうな住職。国指定名勝庭園があり、春はツツジ・サツキ・椿が新緑に映えるそうだ。この日はニホンザルの集団が庭園を闊歩し、優しそうな住職から追い払われていた。庭園から階段を上がり本尊の阿弥陀如来坐像を拝観。立派な如来様で半丈六(1.3m)の坐像。衣のひだが美しい傑作仏。静かなお堂の外ではニホンザルの元気な鳴き声が響いていた。
国分寺
予約の際の対応がもの凄く良い住職さん。年末の忙しい中で本当に感謝だ。釈迦堂には鎌倉期に造立の丈六釈迦如来坐像、薬師堂には本尊薬師如来、脇侍に釈迦如来坐像と阿弥陀如来座像が安置されている。流麗な衣のひだが美しい鎌倉期の作。
多田寺
住職とのすれ違いにより3度目の訪問で拝観。本尊は薬師如来立像で、以前は賓頭盧さんのように目の部分を撫でてお参りしたために、目元がツルツルに剥げかけているのだそう。多田のお薬師さんと呼ばれ親しまれている。多田寺を創建した勝行上人が、東大寺の要職に抜擢されたことから「出世薬師」とも呼ばれている。右脇侍には聖観音立像、左に十一面観音立像が厨子内に揃って安置。十一面観音は「東洋のモナ・リザ」と称されるほど魅力的な微笑の表情をしていて、見ていて全然飽きない。過去3回ナラハクで展示されたらしいが、もしまたどこかの博物館で展示された際は必ず拝みたい仏像のひとつだ。外にある柴犬のような像が可愛く味があった。
小浜のグルメ
さしみ処五右衛門
意外と朝は空いてる?ご飯お代わり無料。海鮮丼と焼鯖定食は絶品。
五右衛門の情報⇒https://tabelog.com/fukui/A1803/A180304/18003333/
若廣(焼鯖寿司)
若廣のHP⇒https://wakahiro.jp/
なんとなく違和感のあるおじさんがカウンターで接客してるなと思ったら、どうやら社長。サバネーズのオススメの食べ方を聞いたらいまいちよくわかってない感じで、そこがまたいい。ガツガツせず温和な印象。とにかく焼鯖寿司が絶品で、生姜と大葉がいい感じ。ノーマルの焼鯖寿司なら当日予約で大丈夫。
お食事処はまがわ
若狭小浜お魚センター
次回に行きたい若狭小浜
●意足寺 0770-77-1078(予約)
●長慶院
●馬居寺 本尊の馬頭観音は24年ごとで、丑年の開帳予定(次回2026年予定)
●正林庵 小浜市役所より仏像所有者の連絡先入手する。拝観料金1万との記事も?要確認。