金勝寺
金勝寺
滋賀県栗東市荒張1394
077-558-2996
拝観時間 9:00~17:00(冬季16:30)
拝観料 500円
駐車場 あり(無料)
金勝山は今はハイキングコースだが、かつては修験道場だった。金勝山大菩提寺と称した金勝寺は、奈良時代の高僧、良弁(ろうべん)と考えられる金粛菩薩が開基した。近江の密教文化を感じる名刹で、菅原道真や源頼朝・義経、足利尊氏・義詮ら多くの人びとが帰依したといわれている。
まず仁王門までの苔むした石段がたまらない。両脇の側溝に排水するために、石段を八の字型に施工しているとのこと。
二月堂の軍荼利明王立像
仁王門をくぐって正面の一段高い所に本堂があり、その手前右に二月堂が建っている。二月堂には、五大明王の1つである木造軍荼利明王立像(像高3.64m)が安置され、平安時代の作である。ユーモラスな表情だが、全体的な迫力に圧倒されてしばらく見惚れてしまう。
本堂の釈迦牟尼仏如来坐像
二月堂から高い位置にある本堂には、ご本尊の釈迦牟尼仏如来坐像(国重文)が安置されている。平安時代の作で、像高は2.4m。その他、馬頭観音菩薩立像と不動明王立像や、開基した良弁僧正坐像も安置されている。本堂は1549(天文18)年に焼失したが、その後に徳川家康の援助を受け、1597年に再建したのが現在の本堂である。
虚空蔵堂の虚空蔵菩薩半跏像
さらに本堂から上に進むと虚空蔵堂が建ち、増高2.2mの虚空蔵菩薩半跏像が安置されている。この虚空蔵菩薩半跏像も癒し系の仏像だった。虚空蔵菩薩の脇侍には、毘沙門天立像と地蔵菩薩坐像が安置されている。
栗東に来たら金勝寺は行っておこう
金勝寺は決して広い伽藍ではないが、風情が凝縮されている感じで凄く良い。次回は湖南アルプスとセットで伺いたい。
金勝寺のHP⇒https://www.konsyoji.com/